“40代会社員が大胆な転身に及び腰になる事情 日本人に多い「ライフ・シフト」は3パターン”という東洋経済オンライン記事は、ライフシフト(日本人のための100年人生マニュアル)実践編に関する内容で、興味深い。
「定年後不安系」の実践者、1つの会社で定年まで勤め上げ、老後にやることがないと、ふと気づくパターンで、不安をバネに、価値観を転換、趣味やNPOなど、会社員時代とは違う人生への“ライフ・シフト”を迫られる、これはシニア世代の多くが直面している現実だろう、というのは尤もだと思う。
一方で、ライフ・シフトの世代で目立たないのが、40~50代の会社でバリバリ働いているサラリーマンで、教育費や住宅ローンの負担が重く、リスクを伴う転身には及び腰、日本型の終身雇用システムに守られ、年を取るごとに、会社への依存度を上げていく、というのは厳しい現実だろう。
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁


