NEDO 海外レポート(NO.1119,2017.5.17.)【ロボット・AI 技術分野】「ミネソタ大の研究が意思によるロボットアーム制御を実現 (米国)」で紹介されている内容が興味深い。

 

脳波測定法(EEG)と呼ばれる非侵襲的な技術をベースにしたこの脳コンピュータ・インターフェースは、64 個の電極を備えた専用の高性能 EEG キャップを通じてユーザーの脳の微弱な電気的活動を記録し、その「思考」を先進的な信号処理と機械学習により動作に変換するらしい。

 
被験者は 三次元空間でロボットアームを制御するため、自らの腕を実際に動かさず、腕を動かすことを想像することを段階的に学習していったという。
 

まずコンピュータ画面上での仮想カソルの操作の習得から開始し、続いてアームをテーブルの上の所定の位置にある対象物に到達させて掴むことを学び、最終的には、これらの動作について考えるだけでテーブルの上にランダムに置かれた対象物にアームを合せて掴み、さらにそこから対象物を3 段棚へ移すことに成功したようだ。

 
研究の次のステップは、この脳コンピュータ・インターフェース 技術をさらに発展させ、脳制御による人体に装着するロボット義肢の開発、もしくは本技術を脳卒中の既往歴や麻痺を持つ人に適用させる方法の検証としており、期待したい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

イメージ 1