茂木さんが、「創造性の最たるものは自分が変わることだが、自分を変えるために邪魔になることはいくつかある、そのうちの一つは、間違ったプライドで、自分のあり方を必要以上に高く評価することは、自分が変わるための妨げになる」としているのは、尤もだと思う。
 
自分は変わることができるというプライドは、いくつかの要素に支えられなければならない、まずは高度に安定化したメタ認知、自分が変化しても、その変化自体を外から見て、楽しめるような、そんな認知プロセスがなければならない、というのは難しいがその通りだろう。
 
必要に応じて自分の中に新しい情報が入ってくるというチャンネルを開けたり、変化に対する警戒心をとるための脱抑制をしたり、さらには知らないことに対する好奇心に支えられていなければならない、というのはよく理解できる。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁