日本人初の米ツアー優勝、海外19勝(シニア含む)など通算85勝を記録し、2004年には日本男子初の「世界ゴルフ殿堂」入りを果たした「レジェンド」「世界のアオキ」ことプロゴルファーの青木功氏は、今年3月、男子プロゴルフツアーを統括する「日本ゴルフツアー機構(JGTO)」会長に就任している。
同氏が、最近のインタビューで、「若手プロゴルファーたちへの違和感」、「人を育む」という理念を中心に、ズバッと言いたいことを話しておられ、参考になると思う。
「いまの若い選手たちは、プロゴルファーである以前に大切な挨拶や礼儀がなっていない。
そこがまず崩れていると思う。
その一方で、自己主張だけはすごく強い。
自分たちはプロゴルファーでござい、って調子で、自分たちが試合をやってるんだという意識だけが強すぎる。
そうじゃなくて、試合というのはまずはスポンサーがいて、ギャラリーがいて、支えてくれるたくさんのボランティアがいて、コースがあってそこのスタッフがいて、プロゴルファーってのはその最後の最後にいる存在。
そうやって支えてくれる人たちのお蔭でおれたちはゴルフで飯が食えるわけ。
そこの意識をきちんと持たなくちゃだめ。
まずはその意味で「人」を育てたい。」
IT起業研究所代表 小松仁