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Ventureclef代表の宮本 和明さんが、バルセロナで開催されたMobile World Congressで発表されたモバイル決済サービス「Samsung Pay」の内容と位置づけを伝えている。

基本的に、日本で普及しているおサイフケータイに相当し、スマホをリーダーにかざすだけで、カード決済ができるようだ。

発表イベントで、Samsungは、モバイル決済の問題点をNFCリーダーの普及率だとし、米国では90%のリーダーがNFCをサポートしていないと指摘、Apple Payに対する優位はMST (Magnetic Secure Transmission)技術であることを繰り返し強調していたらしい。

これは、スマホが磁場を生成し、あたかも磁気ストライプカードのように振る舞い、カード情報をリーダーに送り、リーダーは情報を受け取ると、カードをスワイプしたと思い、決済処理を起動するというものらしい。

一方、米国ではカード決済技術が大きく変化しているさなかのようで、大規模なカード情報盗用事件が相次ぎ、オバマ政権はカード会社などに対し、磁気カードをEMVカード (ICカード) にアップグレードするよう指導しており、Visaなどは、今年10月としていたアップグレード期限を前倒しで実施、米国の小売店舗はEMVリーダーの導入を急ピッチで進めているらしい。

EMVリーダーの多くはNFCリーダーも搭載しており、NFC方式でのモバイル決済環境が整ってきたことになり、Samsung Payがどれだけ優位性を維持できるのか今後の成り行きは微妙と見える。

いずれにしても、SamsungはGoogle Walletには乗らず、独自サービスを投入したわけで、Googleと袂を分かつだけでなく、モバイル決済事業でGoogleと正面から競合するという戦略が吉と出るか、今後を見守りたい。

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