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米ベンチャー企業への投資と日本企業へのコンサルティングをしている校條(めんじょう)浩さんが、「成功するベンチャー企業の創業者には、大学を出てすぐの若者よりも30~40歳代が多い」という話を引用しながら、米国では、資産があるので収入が途絶えることを恐れずじっくり考える時間を持て、持ち家があり、ある程度の貯金と株などの金融資産を持っているから、次のチャンスを狙う気持ちの余裕がある、このような「経済的な自立」が可能な理由は、若い頃から大金を稼ぐ道があるからとしているのは、面白い指摘と思う。

日本では、終身雇用と年功序列がまだ根強く、生涯の雇用を保証する代わり、キャリアの後半から定年にかけて処遇に厚みを持たせ、キャリア前半では仕事の貢献に比べ報酬を著しく押さえているため、高度成長時代には昇進が働く原動力となってきたが、低成長時代に入ってからは残業代のために働く習慣だけが残ってしまっており、未来の産業を引っ張るべき人材が、時間労働者の考え方に染まってしまうのはもったいないというのは、尤もだと思う。

http://www.nikkei.com/article/DGXKZO82991490Z00C15A2X12000/