イメージ 1

ventureclef宮本和明さんが、バーチャルリアリティー (VR) 技術による映画作りに関し、VR映画製作のためのカメラ やソフトウェアを開発しているJaunt社、ゴーグル型VR端末を開発し、Facebookに買収されているOculus VR社などの最近の動向を伝えている内容が興味深い。

FacebookのMark Zuckerberg CEOは、「VRは次世代のコミュニケーション媒体」というビジョンを示しているらしい。

360度全方向に3D画像を映し出し、視線を変えるとその方向の画像を見ることができるため、映画と音楽に加え、スポーツ、旅行、ニュースなど応用は広そうであり、例えばスポーツでは試合を360/3D VRイメージで中継し、視聴者は応援しているチームの中で観戦できることになるというのは面白そうだ。

一方、VR映画特有の検討課題も見えてきたようで、360度全方向を撮影するため、撮影クルーはカメラに映らないよう、隠れている必要があるし、カメラを移動すると「VR Sickness」 (VR酔い) になるため、カメラの位置を固定してストーリーを展開する工夫も必要となるという。

http://ventureclef.com/blog2/

富山大学経済学部の岸本寿生教授が、世界経済評論IMPACTで、新興国におけるエアコン事情について話している内容が参考になる。

2000年頃、日本の家電メーカーは現地企業が作れない品質水準にも関わらず製品が売れず、「現地のニーズに即していない」という言葉で説明されていたらしい。

急成長している中国ハイアールのCMでは、「故障したら、24時間で修理を受け付け、すぐにメンテナンス要員を派遣し、修理をします」ということを高らかに謳っており、また、メンテナンス要員は、修理を要請された家に行くと、靴下を履き替え、汚れないようにシートを敷いて修理をし、その後、センターからその家に連絡が入り、適正に対応したかをチェックしていたという。

一方、日系メーカーは、修理を前提としたCMはできず、実際、修理が頻発しないので、全国にすぐに修理に行くセンターのネットワークをもっていないので、結果的に、当時の消費者の関心を引いたのは、すぐに修理が行われるサービスであったというのは、皮肉と言える。

また、技術面では、冷やすことだけを求めた非インバーターの安いクーラーと室内の快適性を求めるインバーター式のエアコンでは、コストもニーズも異なるもので、当時日系メーカーでは、技術者を養成し非インバーターの技術を再度掘り起こし、すでに販売を終えていた単純なクーラーを製品化することは、技術の退行であり、しなかったようだ。

ただし、アジア諸国では、経済成長により電気料金の値上がりが続き、さらに環境汚染が問題化し省エネ基準が設けられたので、省エネ家電へのニーズが高まってきているらしく、省エネというキーワードで潮目が変わったと言え、今後の展開に期待したい。

http://www.sekaikeizai.or.jp/active/article/140929kishimoto.html