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情報通信総合研究所の 佐藤仁さんが、低価格のスマートフォンの動向を紹介している内容が参考になる。

次の50億人(next five billion)向けを狙ったGoogleの「Android One」を搭載した端末は、インドの有力地場メーカーMicromax、KarbonnやSpiceから6,399インドルピー(約105ドル)販売されるとのこと。

さらに2014年末までにインドネシア、フィリピン、バングラディッシュ、ネパール、パキスタン、スリランカで販売が予定されているらしい。

ところで、インドでは携帯電話出荷のうちスマートフォンが占める割合はまだ30%程度であるが、これはまだフィーチャーフォンの方が遥かに安いためとのこと。

フィーチャーフォンではGoogleにとってはほとんどビジネスにならないのは、AndroidをスマートフォンのOSとして無償でメーカーに提供、Android端末を普及させることで、そのスマートフォンを利用している利用者がGoogle検索、YouTubeでの動画閲覧などGoogleのサービスを利用してもらうことによって、そこから得られる情報を元に広告を配信していくビジネスモデルとしているので、当然だろう。

一方、「Firefox OS」を提供しているMozillaは、スマートフォン「Spice Fire One Mi-FX 1」を2,299ルピー(約38ドル)で販売開始し、さらに地場メーカーIntex Technologiesから「Cloud Fx」が1,999ルピー(約33ドル)で販売されるらしいが、30ドル台は、まさに新品のフィーチャーフォンの最安値の価格帯であり、この価格競争はスマートフォンの世界とは思えない。

これらの地域にとって、Googleのサービスやアプリケーションが利用できることは「二の次」であり、まず安く購入できることがプライオリティというのは、厳然たる条件のようだ。

新興国のメーカーは、「利益率は高いが、出荷台数が少ないハイエンド端末」はリスクが高いので製造を嫌うというのも理解できる。

http://www.icr.co.jp/newsletter/global_perspective/2014/Gpre2014075.html