イメージ 1

ロンドン在住の谷本真由美さんが、英語特区の動きに関連して、グローバルで戦うということは、英語特区を作ればどうにかなるということではなく、現地の人々が見栄を張るポイントを完全に理解していて、しかも英語もペラペラの人とやり合うということであり、そういう人は、識字率の低い地域に、誰も使わない様な機能山盛りの洗濯機を売り込もうとは思わないはずだと話しているのが興味深い。

異なる土地の人々が見栄を張りたいポイント、労働慣習の違い、国民性の違い、植民地の歴史、規制の違い、現地におけるマフィアの役割、品質に対する期待の違い、などの違いを体験し、痛い目にあわなければわからないという。

言葉だけできても、そういう事柄を包括的に理解できなければ、サービスや製品を現地向けに企画したり、適切な広告を打ったり、現地のエンジニアを動かしたり、迫り来るリスクを想定して先に手を打っておくことができないとしているのは実に尤もだと思う。

http://wirelesswire.jp/london_wave/201408290354.html

ventureclef宮本和明さんが、最近の無人航空機 (Self-Flying Vehicles)の状況を伝えている内容が興味深い。

GoogleのProject Wingは、高度研究所Google Xで2年間研究開発が行われてきたもので、飛行機全体が主翼となっている”Blended Wing”構造、座っている状態から離着陸する”Tail Sitter”方式を採用、滑走路は不要で、上空で水平飛行に移り、高速で長距離の飛行ができるのが特徴のようだ。

米国ではFAAの規制により、無人航空機の商用運転が認められていないため、オーストラリア・クイーンズランド州で農場主にドッグフードを届ける物資輸送のデモとして実施されている。

目的地に到着すると、上空でホバリングを行い、荷物ベイからパッケージをワイヤーで地上に下ろすが、ワイヤーと荷物を接続している機構(Eggと呼ばれる)が、荷物が地上に着地したことを検知してリリースするらしい。

4基のローターを搭載し、幅1.5メートル、高さ0.8メートル、重さ8.5キロで1.5キロの貨物を搭載できるとのこと。

テール部分にコンピュータが積まれ、その隣にはIMU (慣性計測装置) を搭載、IMUは加速度計とジャイロで、機体の速度や方向などを把握、先頭部分にはGPS装置を、テール部分にカメラを搭載しているらしい。

Googleは無人航空機の用途を、地震や洪水で孤立した住民に、支援物資を空輸するためとしているようだが、将来は、一般消費者に短時間で物資を輸送するために利用し、無人航空機のキラーアプリは運輸であると判断し、次世代の流通基盤構築に焦点をあて、技術開発を加速しているのは間違いないだろう。

AmazonのPrime Airと呼ばれる無人ヘリによる商品配送デモ飛行の公開や、Matternetというベンチャー企業による、開発途上国向けに無人ヘリを使った物資輸送ネットワークの開発など、開発状況が盛んになっていると同時に、米国FAAは、連邦議会や市場からの圧力で、無人航空機を航空機管制システムに統合する方向で準備を進めているようで、今後の展開に期待したい。

http://ventureclef.com/blog2/