
なんども起業してそこで得たカネを元手に次の事業を立ち上げる人々は、さらに獲得した資金をもとに、エンジェルとしてスタートアップを支援している。
共通しているのは1つの場所にとどまらないことで、成功すれば挑戦者を支援する。
米ジャフコアメリカベンチャーズの菅谷常三郎ジェネラルパートナーが、日米の投資環境の違いをエンジェルの存在としているのは、よく理解できる。
ペイフォワードと言って次を担う若者達を育てようと出資するのは良き伝統になっているようだ。
また、米国では大企業がスタートアップを買収する。
日本のベンチャーの成功事例の9割以上は株式公開だが、米国では逆に9割以上が売却らしい。
大企業はスタートアップの買収で革新的であり続けることができるわけである。
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO69269160S4A400C1X13000/
野村総研(NRI)桑津浩太郎主席コンサルタントが、M2M市場に関し話している内容が興味深い。
携帯電話は、みな同じ端末を使っていて、管理手法も同じ、それでいて単価は、新興国を除けば月額10米ドル以上もらえ、例えるなら羊の群れのようなもので、管理が効率的にできる、つまり「牧場型」。
対してM2Mは、まるで「動物園」で、自動車や医療機器、建設機械、工作機械、自販機と、管理する主体が非常に多様で、牧場のように効率的にマネージするのは難しい、というのは尤もだと思う。
また、M2Mビジネスの構造的な課題は大きく2つあり、1つは、供給側にとっては短期的に大きく儲かるモデルにならないこと、M2Mの特性としてトラフィック量が非常に少なく、高速・大容量なネットワークは必要なく、固定通信を追い抜こうと進化してきた方向性ともズレることになるという点。
もう1つ重要なのが、エンターテイメントではないという点と指摘しているのはよく理解できる。
さらに、ITの“蟻の時間”と、インフラ側の“象の時間”が連動しない、ここにまず工夫が必要というのは面白い。
http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/3351/Default.aspx