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モロッコ旅行(3)

ワルザザードを出て、北へ向かい、再びアトラス山脈を越え、世界遺産アイト・ベン・ハッドゥへ向かう。

7世紀アラブ人がモロッコ北部を征服すると、先住民族のベルベル人は、アトラス山脈を越えオアシスにカスバを築いて移り住んでいったが、このアイト・ベン・ハッドゥは最も美しいクサル(カスバ化した村)とされているようだ。

頂上の塔のような住宅まで階段を登る。
途中にナチュラルな素材を使った絵描きがいて、ヒラリー・クリントンも来訪した写真が出ていた。

さらに北へ、ティシュカ峠(2,260m)を超え、世界遺産にもなっているマラケシュに向かう。

途中、山の斜面にもヤギを見かけるが、ヤギはモロッコにのみ生育するというアルガンの樹の実が好物で身軽に樹に登るという嘘のような話を聞く。
この実から採油された希少なオイルがアルガンオイルで、「モロッコの黄金」と呼ばれ美や健康に役立つとされており、土産に購入。

遠く4,000m級の山脈には雪も見える。
川も塩気が多いらしい。

羊と山羊が一緒に放牧されているのは、羊の気が小さいのに対しヤギが大胆らしく、バランスが保たれるというのは一寸面白い。

マラケシュの町の背後には、4,000m級の山並みがそびえるアトラス山脈が北方の肥沃な大地と、南方のサハラ砂漠の隔壁となっている。
モロッコの歴史、遺物、自然、人間が混然と集約された中心地であり、100万人の大観光地である。

旧市街を2頭立ての馬車で巡る。

リヤドとはアラビア語で木が植えられた庭を指す言葉であったものが転じて、中庭(パティオ)のある邸宅を意味するようになったもので、ダールはもともと家という意味で、一般的にリヤドよりも小さく、中庭の代わりに吹き抜けを持つのみの場合もあるらしい。
バヒア宮殿はリヤドの代表例で、アルハンブラ宮殿を一寸小ぶりにしたような感じで、広大な庭園を巡らし、複数の愛妾用の部屋には鮮やかな色のタイルが張られ、アトラス杉の船型の天井には見事な細密画が施されている。

クトゥビアの塔は、約77mの高さを持つミナレットで、セビリア、フェズに並ぶ3大ミナレットの一つ。

ジャマ・エルフナ広場は、非常ににぎやかなお祭り広場のようで、コブラの蛇使いなど大道芸が各所で行われ人だかりの輪ができている。
音楽は、ドラムの音が響き、アートブレイキーとジャズメッセンジャーズのチュニジアの夜の演奏を想い起す。

最後に北上、起点のカサブランカに戻る。
カサブランカは商業・経済の中心で白い家の意味を持つ。
ベルベル、アラブ、ユダヤの混合文化となっているようだ。

モハメド5世広場は、裁判所、市庁舎など公共建築に囲まれた大きな広場。

ハッサン2世モスクは、大西洋に面し、8万人を収容できるという9ヘクタールの広大な敷地に、2万5千人を内部に収容可能という世界で5番目に大きなモスクである。

今回、初めてイスラム教国を訪問した訳であるが、メディアを通したものとは一寸異なる印象を抱く事ができ私にとっては貴重な体験となった。

イスラムの世界で義務として課せられた5つの行為、信仰告白(シャハーダ:「アラーの他に神は無い、マホメッドは神の使徒である」と証言する)、礼拝(サラー:一日5回、キブラに向かって神に祈る)、喜捨(ザカート:収入の一部を困窮者に施す)、断食(サウム:ラマダーン月の日中、飲食や性行為を慎む)、巡礼(ハッジ:マッカのカアバ神殿に巡礼する)も、以前よりはその意味合いも理解できるようになった気がする。