



南へモロッコのスイスとも呼ばれるイフレンに向かう。
標高1600mほどでちょっと寒い
雪対策に三角屋根が目立つ。
ノスノスというカフェオレがおいしい。
途中雪模様となり、周りに雪も残っている。
ピンクや白のアーモンドの花もまだ咲き残っている。
サハラ砂漠西部に住むベルベル人系の遊牧民トゥアレグ族のテントも目立ってきた。
高原、放牧地が広がり、羊,ロバが放牧されている。
遠方にはアトラス山脈の雪山が見える。
ベルベル人の小さな村も散在している。
屋根にコウノトリと巣があるのが遠望できる。
進むほどに、一面の残雪が延々と続いている。
現地ガイドがパンを車から放るのを待つ犬が道路わきで待機している姿を見ることが多い。
同行者が腹痛で臨時のトイレを取る。
なお、今回他にも腹をこわした人がいたが、どうもウイルスなどではなく、時差、疲労に関わらずいつもより食事量が多くなることが原因らしい。
飲み水に関しては、硬水のため水道は無理でボトル購入は必須である。
さらに南へザード峠(2178m)を越え、河沿いの道を進むとグランドキャニオンのような風景に変わってくる。
途中にオアシスも散在し、雄大なパノラマが開けてくる。
ダム湖(水力発電用)も途中に姿を見せる。
一路南へエルフードに向かう。
早朝、ホテルを4時45分に出発、メルズーガ大砂丘を目指す。
サハラ砂漠上空の星空を眺めながら、真っ暗で道なき道を4WDで疾走していく。
40分ほどだが、猛烈に揺れが激しい。
砂丘の端にベルベル人のテントがあり、ここから一つこぶラクダにまたがり、日の出を見るポイントまで上り、最後は徒歩で上端に達し、そこで砂上にじゅうたんを敷き、日の出を迎える。
空が段々明るくなり、真っ赤な火の玉のような太陽が出てくる瞬間はやはり感動する。
またラクダに乗って戻り、ベルベル人のテントで朝食をとる。
次に西へ向かい、ちょっとグランドキャニオン風のトドラ渓谷を目指す。
途中、地下水道溝跡(カナートという縦穴)やティネリールのパノラマ風景を楽しむ。
ラクダの放牧らしきものも見かける
さらに赤い壁で囲われた城砦(カスバ)が点在するカスバ街道を一路ワルザザートに向かう。
だだ広い砂地平原の中に一本道が続く。
ところで、カスバというのは城塞のようなものに囲まれた集合住宅で、メディナは城壁の中の旧市街を指しているようだ。
ワルザザードでは、タウリルトのカスバ、芸術村(シネマミュージアム)周辺を散策した。
イスラム教の戒律が厳しいのか、ここ何日かホテルでも酒の提供はされていない。