

1週間ほどモロッコを旅してきた。
パリ経由、カサブランカ入国、首都ラバトから旅をスタート。
ホテルの部屋の台にメッカの方向を示す印がついているのはお国柄。
彼らは1日5回お祈りする。
面積は日本の約1.2倍、人口は約3200万人でカサブランカは約500万人の大都市。
約6割が先住民のベルベル人、残りはアラブ系他だが、混血も多いらしく、また砂漠の民はターバン姿がエキゾチックである。
リン鉱石が取れるが石油は取れず小麦他の農業国で、約98%がイスラムスンニ派とのこと。
消費税は、1.5%、一部1.8%で、教育は無料らしい。
ラバトは政治の中心だが、まず入国早々猫が多いのに一寸驚かされる。
バブーシュと呼ばれるスリッパ(室外用もあり)が名産の一つらしい。
グラニュー糖を加えて飲むミントティーの味が何とも言えずおいしい。
1日5回の礼拝を呼びかける(アザーン)ために使われる尖塔ミナレットは四角で、他のイスラム国の丸を中心とした形状と違っている。
ハッサンの塔は、ムハンマド5世の霊廟と同じ敷地内にあり、88mの高さの予定が半分の44mと未完に終わっているが、スペインセビリアのヒラルダの塔、モロッコマケラシュにあるクトゥビアの塔と並び、世界の3大ミナレットと称されている。
ムハンマド5世の霊廟内の中央の石棺はムハンマド5世自身のもので、入口には真紅の衣装をまとった衛兵が立っており、一緒に撮影にも応じてくれる。
次に東へヴォルビリスに向かうが、牧草地が多くヤギ、羊、ロバが目立つ。
ヴォルビリスはローマ帝国の古代遺跡で、世界遺産になっている。
2つの大きなモザイク画のあるヴィーナスの家、カラカラ帝の凱旋門など往古の繁栄が偲ばれる。
次にこれも世界遺産になっている古都メクネスに向かう。
ここは水の良さもあり、ワインの名産地として有名である。
早速メクネスワイン(赤)を嗜んだがやはりおいしい。
メディナの中心部で王都へのメインゲートになっているマンスール門、その前にあるエディム広場などを眺める。
ところで、トイレは大部分が有料で1DH(ディルハム)が必要だが、おつりをくれる。
この後、さらに東へモロッコ最初のイスラム王朝の都であったフェズに向かう。
旧市街メディナは細い通路でつながった迷路のようで、安全ではあるがガイドさんでも危ないほど迷子になる心配の方が大きい。
ネジャーリン広場は一番の繁華街。
なめし革職人街タンネリーを覗く。
フェズブルーと呼ばれる陶器の皿を土産に購入。
銅製品・彫金の店に、フェズ最大の門であるブージュールド門を祖父が彫ったという職人がいた。
この門は、外面が幾何学模様に彫刻、青や緑のタイルで彩られ、アトラス杉が用いられている。
ブーイナニア神学校は14世紀にできたもので、中央にある噴水らしきものは学生が授業やサラート(お祈り)の前にお清めするのに用いられたものらしい。
カラウィンモスクは、イスラム神学に留まらず自然科学、医学、地理など各種学問を学ぶ大学として発展したものとのこと。