NRIパブリックマネジメントレビュー誌にある「変革の時代に必要なイノベーションを実現するために」の内容が興味深い。
 
航空エンジンの製造・販売をしていたロールス・ロイスが、製品開発とメンテナンスサービスを統合し、飛行時間当たりの契約で「利用」そのものを付加価値としてビジネスモデルを変革した事例は、イノベーションの方向性を表現しているというのは判りやすい。
 
ケンブリッジ大学のジャイ・ディープ教授を中心とする研究チームが、多くの先進国でイノベーションに枯渇した企業が、新興国のイノベーションに学ぶことが多いとしているのは、的を得ているように思える。
 
想像力や聡明さから生まれる革新的で即席の解決策の「Jugard」で、6つの重要な原理として、
①困難な状況でも「逆境の中に機会を見出す」、
②「少ない要素で多くを生み出す」、
③「柔軟に考え行動する」、
④「シンプルさを保つ」、
⑤「小さなグループを市場として捉える」、
⑥「直感を大切にする」
が掲げられているのは参考になると思う。
 
また、イノベーションを起こす企業のカルチャーとして、
①未来の市場志向、
②既存の成功商品とカニバリゼーションを起こす意志、
③リスクに対する耐性 
を示しているのは、改めて明解と感じる。
 
CNETJAPANの「ウェアラブルデバイス市場の未来はどうなる--チップメーカー各社に聞く」の内容が興味深い。
 
今のところ、市場を独占している明確な勝者はいないが、ヘルストラッキングデバイスは現在、ウェアラブルデバイスの売り上げの圧倒的大部分を占めており、この傾向は今後も続く可能性が高いとしているのは、もっともと思う。
 
ウェアラブルデバイスが広く受け入れられるには、ユーザーが本当に身に着けたいと思うような見た目でなければならないとし、美的要素がさらに重要になるというのも納得できる。
 
「モノのインターネット」がウェアラブルデバイスを後押しするという見方も間違いないだろう。
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