最近、バーバリーCEOのアンジェラ・アーレンズ(空席になっていた小売部門の統括責任者に)、サンローランのポール・デネーブ(特別プロジェクト、iWatchらしい、の担当に)、リーバイズの上級副社長、ナイキのデザイン・ディレクターなど、Appleがファッション業界から人材を引き抜いている動きを、ジャーナリスト瀧口範子さんが伝えているが興味深い。デザインに関しては、身に付けた時の手首の美しさや顔の輪郭との関係などファッション性を無視できないウェアラブル製品からのニーズ、廉価版iPhone5cの失敗もあり、製品や小売店鋪のつくりなどで他社にデザイン面で真似されてきたアップルが、真似されない次のステップへの飛躍を期してなど、色々要因があるのだろう。
http://www.newsweekjapan.jp/column/takiguchi/2013/10/post-747.php
 
アメリカ版「ヴォーグ」編集長になって以来、25年にわたって、世界のファッション界の頂点に君臨しているアナ・ウィンターのキャリアは、ジャーナリスト瀧口範子さんが「プラダを着た“爆弾ウィンター”」というように激しいが面白い。「私は、自分の目指すことをやり遂げたいと考えている、競争心もあるでしょう、けれども私は、自分のやることにベストの才能を発揮しようとする人が好きなんです、そのことが完璧主義者と呼ばれるのならば、仕方がありません」という言葉は、男女、業界を問わず、通用するのではないかと思う。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20130624/250094/?rt=nocnt
 
米Cypress Semiconductor社が、商用量子コンピュータ・メーカーD-Wave Systems社(カナダ)のプロセサ・チップの製造を受託したという記事は興味を引く。高い歩留りを達成可能な量産規模のウエハー工場を持ち、さらに独自の材料と処理フローに対応する能力による結果らしいが、従来のコンピュータを圧倒的にしのぐ量子プロセサの実現に結びつくことを期待したい。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20131026/311561/
 
アマゾンCEOのジェフ・ベゾスによるワシントン・ポスト買収話に続き、オークション・サイト大手eBay創設者のピエール・オミディアーが、調査報道を中心とした一般向けメディアを作るといって、エドワード・スノーデンによるNSAのリーク事件を真っ先に報じたグレン・グリーンワルド氏(イギリスの新聞『ガーディアン』の記者)、彼と協力してスノーデンのビデオ・インタビューを収録したローラ・ポイトラス氏、グリーンワルドと同様に国家安全保障について詳しい『ザ・ネーション』誌のジェレミー・スカヒル氏など筋金入りのジャーナリストを候補者に想定していると、瀧口範子さんが報告しているのは興味深い。米国のジャーナリズムが何か新鮮な動きを始めようとしているのだろうか。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20131022/1109397/
 
既に全米で30社以上の規模でバイオテク企業の新規上場ブームと呼ばれ、特に今年上場した企業の多くは、シリコンバレーを代表する老舗ベンチャーキャピタルが長年育ててきた企業が目立ち、質の高い企業が多いと週刊エコノミストが伝えている。従来、合併・買収(M&A)が唯一の出口として大手製薬企業による買収の対象になるように、患者数の多い疾患を狙い莫大な利益を生むような新薬の開発に注力せざるを得なかったが、今年に入って起きたバイオテク企業の新規上場ブームのお陰で、新しい資金調達も可能になりつつあるというのは注目すべきと思う。
https://www.facebook.com/economistweekly?hc_location=stream
 
米スプリント・ネクステル(現スプリント)の買収後も、傘下のガンホー・オンライン・エンターテイメントと共同で、モバイルゲームのスーパーセル(フィンランド)を買収、さらに携帯端末卸売り大手の米ブライトスター社を手に入れるなど、その後も立て続けに手掛けるM&Aで孫正義氏の評価が米国で上がっているとジャーナリスト小池良次さんが伝えている。今後の課題はまず「スプリントの再建」と皆も捉えており、今後の手腕に期待したい。
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO61378340R21C13A0000000/
 
10月としては記録的なヒットとなっている3D宇宙SFの『グラビティ(重力)』(アルフォンソ・キュアロン監督)(『ゼロ・グラビティ』という邦題で正月映画の予定)について、主演のサンドラ・ブロックの高度な「一人芝居」の演技のクオリティと3Dの映像の素晴らしさを、ニュージャージー州在住の冷泉彰彦さんが伝えている。最初の『アバター』(ジェームズ・キャメロン監督、2009年)と、『ヒューゴの不思議な発明』(マーティン・スコセッシ監督、2011年)の2作に続く3Dの傑作になるのか楽しみである。
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/
 
イメージ 1