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相変わらずジャズは好きで毎日耳にすることが多いが、ライブを聴くのはめっきり減り、iPhoneに入れたものを歩きながらや電車の中で、他のジャンルのものも勿論含め聴いている。

ジャズは変幻無碍の性格が強く、色々にスタイルを変え生き残っていると思うが、逆に、昔ながらのモダンジャズというと、随分少なくなっているのはやむを得ないと感じている。

そのような思いを抱いていたら、12月5日、デイヴ・ブルーベックが92歳になる前日に亡くなったという訃報を聞いた。

ブルーベックといえば、なんといってもアルバム「タイム・アウト」(Time Out)とその中の代表曲テイク・ファイヴ(Take Five)ということになる。

リズムはジャズの大半が4分の4拍子か2拍子であるのに、4分の5拍子(4分の3拍子+4分の2拍子)という変則で、タイトルには、「5拍子」と「(5分程度の)休憩をしよう」というダブル・ミーニングを持たせている。

作曲者はアルト・サックスのポール・デスモンドで、デイヴ・ブルーベック・クワルテットとして、リーダー、ブルーベックのピアノの他に、ジョー・モレロのドラムス、ユージン・ライトのベースという固定メンバーで、所謂ウェスストコースト・ジャズの名曲であった。

私自身は、ジャズを聴き始めたのが、アートブレイキーとジャズメッセンジャースからなので、いかにも黒人ぽい匂いに馴染んでいたが、このアルバムと曲には当時非常に魅了された思い出が強く残っている。

1959年といえば、マイルス・デイヴィスの「カインド・オブ・ブルー」やジョン・コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」などが録音、リリースされた年であり、モダンジャズの黄金時期だったのは間違いなく、オールド・ジャズ・ファンにとっては、やはり、また寂しい思いがしている。