



途中、結構揺れた。
この自治区は中国最大の面積があり、主として漢族、ウイグル族、カザフ族、キルギス族、モンゴル族、回族など40以上の民族がいるとのこと。
新疆の“疆”の字は、戦いを表す“弓と矢”、“天山山脈、タリム盆地、タクラマカン砂漠、崑崙山脈等の連なり”を意味しているとのこと。
ウルムチ(中国字で乌鲁木齐)でも、目鼻立ちの異なる人たちが多い。
新疆ウイグル地区博物館には、古代ミイラの“楼蘭美女”ほか何体かの展示がある。
総じて保存状態が良いのは、乾燥地帯の為だろう。
バザールも見て回ったが、中々の賑わいだった。
トルファンはウルムチから車で3時間程度南東に走ったところにあり、特に夏は高温乾燥のため“火州”とも呼ばれている。
途中、風力発電地帯が目立つのも、風が強いためだろう。
強風でバスのガラスが割れたこともあるという。
はるかに、高速道路か高速鉄道の建築中らしいものが見えた。
防砂林になるポプラの並木をよく見かける。
シルクロードのオアシスには河川の水を利用したカシュガルやホータンなどのタイプや湧水をを利用したタイプに加え、“カレーズ”という地下水路を利用したタイプがあり、トルファンがそうである。
トルファン博物館は、シルクロード全般の文物5千点ほどある充実した内容だが、ここでもミイラを見る事ができた。
トルファンの東40kmほどに、5~7世紀に漢族の移民で建設され千年ほど栄えた高昌国の城跡“高昌故城”がある。
ここは、昔、玄奘がインドに仏教典を求めてはるばる旅した際に暫く滞在し、説法も行ったことで有名である。
ロバの荷車に乗って見て回るが、とにかく暑く乾燥し、砂埃のためマスクを着けざるを得ない。
トルファン郡王が父の為建てた“蘇公塔”という、いかにもイスラム建築らしい尖塔がある。
火焔山は長さ100kmほどもある山地だが、夏は陽炎で燃えるように見えるというだけあって、5月とはいえ、すでに暑い。
この麓にベゼクリク千仏洞がある。
ただ、日本の大谷探検隊も含め、海外の探検隊がはぎ取ってしまったものが多いのは考えさせられた。
NHKのシルクロードの番組で紹介されたブドウ園農家に立ち寄り、干しブドウを試食の上、購入した。
トルファンから柳園駅(敦煌の北120km)に向け8時間半ほどかけ寝台列車で移動した。
“軟臥”と呼ばれる日本の1等寝台相当で、4人単位のコンパートメントだが、車両の両側にトイレがあるが、片方が洋式、片方が和式(中国式)で、我々にとっては当然ながら、洋式の方が混雑していた。
水を少ししか流せないので、尾籠な話だが、拭いた紙は傍に置いておく形で、一寸カルチャーショックを受ける人もいるかもしれない。