最近、ビッグデータに関する話題が増えてきたようだ。
 
2012年版野村総研(NRI)「ITナビゲーター」にもトップで、ビッグデータビジネスの興隆と課題が挙げられている。
 
ビッグデータの特性は、高解像なデータであること、高頻度生成されたデータであること、非構造なものを含む多様なデータであるとされている。
 
昨今の革新的な情報・通信技術を活用して、きわめて大量のデータを高速で収集・解析することにより、社会・経済の問題解決を図ったり、業務の付加価値を一層高めるの事業として、ビッグデータビジネスが意味を持つことになる。
 
NRI主任コンサルタント鈴木良介さんによれば、ビッグデータの利用で、一部の顧客ではなくすべての顧客の声に耳を傾けること、わざわざ回答させなくてもおのずと蓄積されるデータを分析すること、分析により得られた知見のフィードバックを個々別々に対して実施可能であること、等が可能になると言う。
 
また、これから、スティーブ・ジョブズ氏の「消費者自身がその望むものを知っているわけではない」という言葉に表されるイノベーションの難しさの解決への寄与が期待されることになる。
 
背景として、分析対象となり得るデータの飛躍的な増大と、分析を支援するツール類の充実がある。
 
一般企業におけるクラウドの利用が進行し、大量のデータを蓄積・解析するコンピュータリソースをクラウドサービスの形で、便利・安価に活用できるようになり、グーグルやFacebook等大規模Webサービス提供事業者によるAPI公開やスマートフォンの普及・高機能化等による企業の利用可能なデータの増大などが、後押しになっているようである。
 
ビッグデータの利用促進が増加していく中で、ビッグデータの収集、分析、活用を主導できるような統計学や情報科学のリテラシーに富む人材の不足が指摘されている。
 
グーグルの幹部が、今後10年間で最もセクシーな職業は統計家である、と述べたり、シリコンバレーで、Hadoopが使えて統計リテラシーがある人材が、スタートアップから大手まで引っ張りだこになっているというのはよく理解できる。
 
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