『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』の著者牛窪恵さんが、ブログに、「エコ=周りに優しい」「エコじゃない=周りに迷惑をかける」という20代すなわち草食系世代の意識を紹介している。
「20代の男女は、ケチだからクルマも買わないし、お酒も飲まない」といわれるが、例えば、車は「エコじゃない乗り物」という意識とともに、「他人に迷惑をかけるかもしれない」、「運転ミスで誰かを傷つけるかもしれない」というニュアンスの危惧があるという。
飲酒に関しても、少しだけ飲んでほどよく酔えば楽しいのは、20代の若者も知っているが、飲み慣れない酒を無理に飲んで酔っ払えば、周りに迷惑がかかる、そうなる自分が、極端に嫌なのだという。
自分とは関係ないいちげんさんになら、多少の迷惑をかけても「ごめんなさい」の一言で済ませるのだろうが、草食系世代が頻繁に交流する「ジモ友」や「地元の人たち」となれば、仲間内で不用意に酔っ払ったり、近所の塀にクルマを擦ったりすれば、周り中に迷惑をかけ、「あいつ、KYだな」と見なされ、その結果、仲間外れにされる恐れもあるという。
ビジネス上で問題になるのは、草食系世代が、そうしたリスクを冒してまで、不慣れな酒を飲んだり、高い車を買って運転したいとは思わないという点である。
逆に、性能、機能より、安全性や環境性能を強く訴求し、車に対する否定的なイメージを払しょくすることで、購買心理を掴める可能性がある。
酒も、元々日本酒はアルコール度数の低いものだが、さらに、「酔いにくい酒」として、サントリーのチューハイ「ほろよい」や、チョーヤ梅酒の低カロリーの梅酒「うめほのり」といったアプローチは、今後の道を開くものかもしれない。