日経の特集記事によると、“つぶやきメディア”ツイッターの登録利用者は世界で1億人を超え、火が付くのが遅かった日本でも、政財界の大物から学生、サラリーマン、主婦、そして企業まで、あらゆる層のコミュニケーションツールとして浸透し、企業活動を営む上で欠くことのできないインフラに育ちつつあるという。
もはや、ツイッターは「キャズム(普及手前の深い溝)」を超えたという程度のレベルではないかもしれない。
世界各地からツイッターのサーバーに投稿される総つぶやき数は、月間10億件以上、投稿の発信源の首位は、発祥の地である米国であるが、2位は日本となっている。
国内の正確な利用者数は明らかではないが、500万人を超えたとの推計があり、「ツイッターをやらないことがリスクだ」とさえ言い切る企業もあるようだ。
ただし、先行する米国ではツイッターの企業利用、“ビジネスツイッター”が日本よりも盛んと言われているが、
ツイッター先進国の米国で起こったことは必ず日本企業にも波及するとも見られている。
日本でも企業のツイッター利用は始まっているが、コミュニケーション能力の高い優秀な社員が単独で、自社や商品のプロモーションに試行錯誤しながら使っているケースが目立ち、属人性が強く、個人の能力に頼っているのが主流という状態とされている。
ところで、ツイッターのビジネスユースにおける魅力は何だろうか。
現在のツイッターの魅力は、既に確立されている「人と人とのつながり」にあり、一度に最大140字までしか書き込みができないという制約のおかげで、“気軽な乗りの会話”が生まれやすく、しかもツイッターは実名を公開している利用者が多いため、誹謗中傷は起こりにくい点などがあげられている。
また、ツイッターのフォロワーはその会社や商品に興味を持つ人の集合体なので、正直な感想を短期間で集めやすいため、即時性の高い簡易アンケートツールとしてもおおいに活用できるようだ。
いずれにしても、始まった当初は、こんなちゃちなものという感じを持った人が多かったと思うが、これもイノベーションの素晴らしさと、ある意味での怖さの典型かもしれないと感じている。
