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先ごろ発表されたAppleの「iPad」の名前が、富士通などの登録している商標と重なるというニュースも流れている。

様々な電子機器が次々に登場する中、広告主が利用できる広告手段の選択肢が多様化しており、電子ブックリーダやゲーム機が新しい広告媒体になるという見方を、最近のBusiness Week誌も紹介している。

米ハースト傘下のスキッフ社も、電子ブックリーダー「Skiff Reader(スキッフ・リーダー)」を米家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で公開しているが、広告によっては、電子ブックリーダの方がパソコン向けのオンライン広告よりも優れた宣伝効果を発揮すると期待しているようである。

印刷物の方が宣伝に適していて、インターネットはあまり適さない広告分野が数多くあり、例えば、ネット広告で冷凍グリーンピースの宣伝を見かけることはまずないというわけで、パソコンの前に座っている人よりも、居間や台所にいる人に広告を見せた方が効果的な商品もあるのは確かだろう。

大型の電子ブックリーダ用に、特定の顧客層に的を絞った宣伝として、斬新で実験的な広告が登場するだろうという予測は楽しみでもあり期待したい。

ところで、スタンフォード大学ビジネススクールに留学中の弁護士でスタンフォード日本人会会長の岩崎洋平さんの話では、戦後に日本が焼け野原からソニーをはじめとした企業が次々と生まれたように、リーマンショック以降、シリコンバレーでは、大きな変化のうねりが起きているようだという。

起業に関する研究や起業を目指す学生たちの支援が行われているスタンフォード大学ビジネススクールのアントレプレナーセンターが、昨年夏季休暇の間、今までにない賑やかさを示したという。

実際、スタンフォード大学ビジネススクールの学生で、起業を試みる人の数が2倍になったらしい。

ある業界での他社競合力、技術力など特定の要素が飛躍的に変化し、それまでの競争の方程式が通用しなくなり、新しい競争ルールに適応できた企業だけが生き残るという、戦略的転換点(strategic inflection point)では、可能性の芽が増え起業家にも機会が到来するが、ちょうど今その時期になっているかもしれないという。

国内では、一時のベンチャーブームがすっかりしぼんでしまっている状況であるが、目を海外に転じると、中国、インドなどは勿論、米国でも相変わらずイノベーション起業を目指す新しいベンチャーの動きは活発であり、日本も早く自信を取り戻して進みたいものと思う。