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日産やアウディの車のデザインを手がけ、独立してデザインスタジオSWdesignTOKYOを設立している和田智さんは、今年の春先、アップルのインダストリアルデザイン担当副社長に会い、「アップルからニューヴィークルを出してもらえませんか?」と話したことがあり、相手も現在の自動車産業界の状況は理解しており、話の意図も瞬時に察知してくれた様子だったと言う。

トヨタ、日産、ホンダが、“従来の企業体質”のまま次世代自動車を出すのでは意味がなく、それでは10年後の電気自動車EVはゴミになってしまう可能性があるのだというわけである。

合わせて、スピリット、そしてハードウェアとソフトウェアのバランスは、ビジネスの話だけではなく、暮らしをかたち創っていくうえで大切なことであり、いまこそ体質を変えるいい機会だとするのは、的を得ていると感じる。

ところで、アップルといえば、最近のBusinessWeek誌に、AT&TとのiPhoneの独占契約に関連した話として、同じく米携帯通信事業者大手ベライゾン・ワイヤレスが、iPhoneの契約に意欲を持っている様子が紹介されている。

米国の通信環境は日本より遅れているが、AT&Tの利用可能エリアや通信処理能力にムラがあるとして批判があり、ベライゾンが対抗している状況は何かと知られている。

12月に米コンシューマー・レポートが実施した携帯通信事業者のサービスに関する調査では、総合的な満足度でベライゾン・ワイヤレスが首位、第2位は米TモバイルUSA、第3位は米スプリント・ネクステル(S)で、AT&Tは最下位だった。

ただし、iPhoneがAT&Tの通信網にかけた負荷は非常に大きく、iPhone登場後の2年間で、AT&Tのデータトラフィックは5000%増という猛烈な伸びを見せたとのことである。

米国も、今後、4G(第4世代)と呼ばれる新たな携帯通信技術に業界が移行していくが、最初は、ノートパソコン用のモデムや通信カードが中心で、4G携帯の本格的な導入は2011年以降になる見通しだという。

アップルと契約できれば、iPhoneにより生じる膨大なデータ通信量に対応する準備はできていると自信を示しているらしいが、いざとなってどうなるだろうか。