
普天間基地の問題も、ドイツがじっくり対米基地交渉を通して数を減らしてきたように、大きな枠組みを再構築、再確認の上、日米間の交渉でクリアしていく必要があるのは皆理解しているのだろうが、オバマ大統領との会談で、“Trust Me”と年内早期の妥協決着を示唆したのに、その後、何も約束はしていないとちゃぶ台をひっくり返す態度など米国側の不信感は相当高まっているようだ。
冷戦終結後も、米国の海外基地の多くが日本に集中して残っているのは、中国の巨大化や北朝鮮などの要因があるとしてもやはり異常な状態といえ、解決していく必要があるのは間違いないと思う。
自国の核武装論など持ち出さずに、何とか知恵を働かせて進めてもらいたいが、最初から相手に不信感を抱かれては進展の道も閉ざされ、逆に、巷間言われるように、韓国の前の盧 武鉉(ノム・ヒョン)大統領のように米国との関係が冷却してしまう危険がある。
言葉の重要さといえば、国際ビジネスブレイン社長の新 将命(あたらし・まさみ)さんが、最近のブログで、言葉の習慣が人格を作ると、1923年から約30年にわたってコカ・コーラ社の経営の采配を振るったロバート・ウッドラフ氏の言葉を紹介している。
The Most Important Words(最も重要な言葉)として、6 words “I admit I made a mistake”(6単語:私が間違ったことを認めます)、5 words “You did a good job”(5単語:君はいい仕事をしたね)、4 words “What is your opinion?”(4単語:あなたのご意見は?)、3 words “If you please ”(3単語:どうぞ)、2 words “Thank you ”(2単語:ありがとう)、1 word “We”(1単語:我々)を並べ、その後面白いのは、The Least Important Word(最も重要でない言葉)として1 word “I”(1単語:私)を挙げていたそうである。
新さんは、ビジネスパーソンが使う言葉には肯定的・積極的な言葉の「光の言葉」と否定的・消極的な言葉の「影の言葉」とがあり、言霊などと言われるとおり、言葉には霊や魂が宿っているという。
また、ビジネスパーソンの口癖となっている典型的な影の言葉の例として、「景気が悪い」、「それは問題だ」、「(目標を)達成したいと思っています」、「それは難しい」など腰の引けた逃げの表現や、「頑張れ」と、「お前は頑張れ、オレは遊びに行ってくる」という一方的な押しつけの発想が根底にある無責任な表現を挙げているのは面白い。