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先々回にふれた“アイ・リメンバー・クリフォード”の件を、JAZZジャーナリスト小川隆夫さんのブログ“Keep Swingin’”(http://blog.excite.co.jp/ogawatakao/)にトラックバック、コメントを載せたところ、下記のようなコメントバックを頂いた。

「小松仁さん、いつもありがとうございます。
TBもありがとうございます。
ジャズ・メッセンジャーズですが、このときのツアー(ベルギー)がDVD化されているの、ご存知ですか? 
『モーニン』を吹き込んだ直後のライヴで、「アイ・リメンバー~」もリー・モーガンのフィーチャード・ナンバーとして演奏されています。
一見の価値ありです。
このDVDはかなり貴重な記録だと思います。
楽しんでください。」

早速、Amazonから購入し見てみた。
1958年11月ベルギーでのコンサートをテレビ用に収録したもので、音質も良く、モノクロであるが、逆に皆若いこともあり精悍な表情、仕草で、小川さんのご推奨どおり大変貴重な映像記録と思う。

これが、約半世紀も経ってから最近発見され、我々の目にするところになったのは、全く有難い。

中では、特に、既に才能を発揮し始めていたリー・モーガンが2か月前に参加したばかりのまだ20歳で、少年の面影を残し、一寸、後代のウィントン・マルサリスの風貌を彷彿とさせてくれる。

時々、アート・ブレイキーがレコードの宣伝をさりげなく話しているのも、1か月前に、ブルーノートでアルバム“モーニン”を録音したばかりであり、まだ第2次大戦後間もない豊かでなかった時代を感じさせてくれる。

何にしても、一寸、背筋が寒くなるほど、興奮をさせてくれる逸品で、改めて紹介頂いた小川さんに感謝感謝の限りである。