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私にとって、三島由紀夫は、美しく結晶した日本の心と文章を生み出してくれた早熟の天才と、政治面に関わる一種不可解な存在という面を見せてくれた人です。

「金閣寺」などの著作より、学生時代に読んだ「英霊の聲」の中で、2・26事件の反乱将校と特攻隊隊員の御霊が「・・・などて天皇(すめろぎ)は人間(ひと)となりたまひし・・・」と叫んでいるのが非常に印象的で、昭和天皇に複雑な思いを持っていたことが窺われました。

また、団塊の世代であり全共闘世代でもある年代の者から見ても、一時期まで全共闘へのシンパシーが感じられ、これもある種の自滅型美学の裏返しかと感じたことを思い出します。