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ヨーロッパ発の動きとして、ロンドン在住のIndex Venturesのベンチャーパートナーで、SkypeのバイスプレジデントでもあるSaul Kleinという人の発案で始まったOpenCoffee Clubという場が、広く認められたオープンで定期的に開かれる集まりとしてCNetに紹介されている。

日時と場所を決めてイベントが開かれ、業界に興味のある起業家たちやその他の人たちが集まっておしゃべりをし、アイデアを議論し、人的なつながりを築く。ベンチャーキャピタルもやってきて、起業家たちはアイデアを売り込む機会を得ることができ、彼らが投資に興味を持つかどうか議論できるという。
言わば、ベンチャーキャピタルと起業家の合コンのようなもので、ベンチャーキャピタルにとっては、手早く多くのおもしろいスタートアップ企業に会ってアイデアを聞ける魅力があるらしい。
参加者は皆、誰もが出会い、話し、ネットワークを作りに来ており、そこにいるみんなの姿勢は、1つのコミュニティーのようなもので、『XXさんに会ったことないの?紹介してあげるよ』というフレーズが飛び交っている模様である。

従来、ITの業界では、カンファレンスの場が潜在的な投資者や他のスタートアップ企業と、面と向かってネットワークを作る唯一の場だったが、一般に参加費など結構カネのかかる問題があった。

このような場が、国内ではあるのかなと考えたが、ある意味で国や県がベンチャーに補助金を出したりしながら交流を図るためのマッチングなどあるが、上に紹介したような自由さとか熱気などはあまり感じられないし、土台、上からのお仕着せではうまくいかない。

やはり、民のベンチャーキャピタルサイドから仕掛けてこのような場が出来ないものかと思う。
シリコンバレーの強みは、地域全体でこのような場になっている点ではないだろうか。