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いよいよアップルのiPhoneが売り出される。
米国時間6月3日のテレビ番組「60 Minutes」で放映されたCMで、ついにAppleのiPhoneの発売日が6月29日だと明らかになった。
CEOのジョブズ氏が、今年の初めに電話というものを設計しなおす革命的製品と宣言しただけに一般の関心も強いらしい。

例えば電源のオンオフも、ボタンを押さずにタッチスクリーン上で指を横に滑らせるだけなど、キー入力含めあらゆる機能がタッチスクリーンで実現されている。
また、加速度センサで、本体を横向きにしても表示の向きが自然に変る。
インターネット接続でフルHTMLがサポートされ、表示もきれいらしい。
なお、検索機能はYahooとGoogle共に搭載される模様。
携帯電話の機能と共に、当然のことながらiPod機能が含まれている。
また、Google Mapも基本搭載されている。

Strategy Analyticsという市場調査会社によると、携帯電話ユーザーの90%が、発売を控えた「iPhone」が現在自分が所有している携帯電話よりも優れていると思うと述べたという。
携帯電話市場では後発であり、使い勝手など当初は問題も出てくるだろうが、いずれ改善され面白いものになっていく期待が持てる。
やはりイノベーションの魅力というべきものだと思う。
ただ問題は4Gバイト版で499ドル、8Gバイト版で599ドルの価格が高い点で、実際の購入は安くなってからと思う人が多い恐れはある。

ところで、Apple TVでもYouTubeが見られるようになったというニュースが出ていた。
一方、米国Fortune誌を監修しているBrent Schlender氏が、Apple TVを、同誌の中で「失敗作」と酷評している。
確かに、Appleは過去に、Apple III、Lisa、NeXT、Power Mac Cubeなど失敗作の歴史を持ち、Apple TVに関してはiPhone開発に全リソースを投入したため、手抜きになっているという見方があり、このへんも一寸面白い動きと言えるのではないか。