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MJQというとデイビット・マシューズ率いるマンハッタン・ジャズ・クインテットのことかと思う人もいると思う。私も、表参道のブルーノートで何回か演奏を楽しんだ一人である。

ただし、やはり私たちの年代では、MJQといえば、The Modern Jazz Quartet であり、John Lewis (Piano), Milt Jackson (vibraharp), Percy Heath (bass), Connie Kay (drums) の4人でなくてはならない。
DJANGO、CONCORDEなど何枚も有名なレコード、CDがある中で、The Last Concertをよく聴くことが多い。
1974年ニューヨーク・リンカーンセンターのライブ録音で、実際には1981年に再結成されているので本当はラストではなかったのであるが、児山紀芳氏が翌年1975年にJohn Lewisとのインタビューをした内容がライナーノーツに残っており、これを読むと当時全く解散の状況だったわけで、それだけにこの録音での思い入れの強い演奏が理解できるし感動させられる。

ところで、この選曲の中には、当初「Adagio from the Guitar Concerto(アランフェス協奏曲)」が入っておらずCD版でのボーナストラックとして追加されている。
この曲については、もう40年近くも前の学生時代、夏休みを利用して北海道を端から端まで旅した時の風景、記憶と結びついて、演奏を聴くたびに当時の様子が昨日のように思い出されてくる。
その意味で私にとって、忘れられぬ名曲の一つになっている。