
「起業家は変化を当然かつ健全なものとし、変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。」
とある。
又、事業を立ち上げるため不可欠な3者は、アントレプレナー、専門家、管理者(マネージャー)で、事業を立ち上げていくにはこれらのバランスが重要となる。
ある米国ベンチャーキャピタリストによれば、米国のアントレプレナーでCEO、即ちファウンダーの役割は、アイデア(スタートアップ時のコアビジネス)に固執することではなく、そのアイデアをもとに創業した企業を永続的な企業(Going Concern)として発展させることが最優先であり、製品やサービス、そのビジネス、業界といったものはその次、第二義的なターゲットに過ぎないという。
従って、最初のアイデアがビジネスとして受け入れられなくなったら会社存続を第一に考え、次の飯の種を考えねばならない。そのためには、絶対にあきらめない!
結局、アントレプレナーの評価は自分が育てた会社の株主価値の最大化にあり、究極の作品は会社ということになる。
得てして一発のアイデア起業で始め、立ち往生して解散というケースが往々にして見られるが、基本的な経営理念のもとに、先へ先へと変化を読み取りイノベーションを常に起こしながら企業を成長させていくことが成功した企業に共通しているように見える。