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仕事柄、ベンチャー創業者の話を聞く機会が多い。ベンチャーキャピタルが新規投資を判断する最大のポイントは創業経営者の人物、リーダーシップとよく言われるし本当にそうだなと感じることが多い。
あるベンチャーキャピタリストが紹介してくれたが、投資対象選別でも創業経営者からのヒアリングで次のような問題点がないかチェックしており、参考になる。

・自分だけ喋り人の話を聞かない。
・何度か話をしていると首尾一貫しない点が出てくる。
・こちらから聞かないと不都合な点には触れない。
・競争相手をけなしたり、取引先に敬意を払わない言動が多い。
・社内に頼りになる相談相手がいず役員もイエスマンばかり、或いは同族で経営陣を固めている。
・社長の報酬が他の役員と比べアンバランスに多い。
・技術に没頭して趣味のようになり、製造や販売など他の重要な経営面に信念がない。
・社長が高齢にもかかわらず後継者の育成がされていない。
・業務に関する重要な数値が即答できず、他の役員などに聞く。
・経営理念が明白でなく、経営上の問題点、各種の危険な兆候の把握が鈍い。
等々

これは、ベンチャー経営者に限らず、組織内の部門責任者にも通用するポイントかもしれない。