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先日、InterOpに参加したが、冒頭に慶応大学の村井教授の基調講演で一寸面白い話があり、ネットワークは色々な形で成長・発展しているが、その中のアドホックネットワークは近い、隣り合ったもの同士が接続・交信しあう概念で、例えば、最近の車は電子制御で各車輪の回転状況を検出しスリップの程度を把握できるので、これを前に走っている車が発信すると後続の車が事故防止で助かるといった局面も期待できる。
一方、ユビキタスネットワークの進展と共に、知らぬ間に自身に関する情報が利用される状況が想定され、しかもハッキリした個人情報の漏洩といったものではなくもっと陰に隠れた形となるかもしれない。最近のセキュリティ技術の発展により、遠からずモニタ画面情報から特定の人物の顔が認識できるようになると、手配中の危険人物の所在把握といったメリット面と同時に、どこかで自分が監視されているかもしれないという鬱陶しい世界になる恐れもある。