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3/17に創業・ベンチャー国民フォーラム(経済産業省中小企業庁委託)主催のJapan Venture Award 2006が赤坂プリンスで行われ、関係者が起業支援家部門で受賞したので出席してみた。最後にトークセッションとして、元F1レーサーで他にもエベレスト登山や幾つか起業したりで評判でもある片山右京さんの話が聞けた。面白かったのは言うまでもなく、思っていた以上に落ち着いた論理的な語り口で感心してしまった。まだ40才そこそこで、20才でレーサーとしてデビューし全日本F3000選手権チャンピオンの後6年間F1に参戦し95戦連続出場、これは日本人としては最多とのこと。更にル・マン24時間耐久レースやパリダカ等活躍したが、F1でどうしてもミハイルシューマッハに勝てず、原点に戻って、生まれてから自分のしたかった事、即ち冒険家になることを再確認し、8000m超の山に登ることを始め、その為に資金が必要となり、事業を始めたようだ。それも少年だった頃の思い出に結びつけた自転車関係で、更に、世界の不幸な児童の助けにと各種のチャリティを考え実行するなど行動力にも魅力を感じた。エベレストの頂上からシューマッハに電話してやろうと思ったが、あと60mあたりで天候、残された資材などから撤退せざるを得なかった由。又、最近の若い子が月給?十万以上、年収?千万が夢などと言っているが、もっと各人の能力、可能性は満ち溢れているのに自分で殺してしまっているのは詰まらないし、勿体無いと話していた。聴衆の多くが起業家もしくは起業支援家のため、素直に納得していたし、何か改めてパワーを貰った印象だった。