
たまたま、日立総研の「Knowledge Sparks Forum」という催しが昨日3/3六本木アカデミーヒルズで行
われ、最後にライブドアのフジテレビ買収事件などでよく顔を見せた一橋大大学院教授でGCA社長の
佐山氏が登場し、「イノベーションが生み出す企業価値」というテーマで一寸面白い話をしていました。
特に気に入ったコメントを以下並べてみます。
・(企業価値とは何か、いい会社とは?など触れた後)会社はなんと言っても経営者次第で決まってし
まい、経営者の器以上の会社は出来ない。
・知らないうちに新宿まで歩いてしまったということはあっても、富士山の山頂に登ってしまった人は
いない。ハッキリ狙いと意思を持った者だけが獲物を獲れる。
・イノベーションなんていうのは、1日24時間頭を向けて初めて出てくる。
一方、人生論としては、豊かな人生を送るために、
・10年後に自分をおいてみて、今の最善の選択肢は何かを考える。70になって海外旅行はつらくなるなと
思ったら、60で行っとけということ。
「今」当たり前のことは「今」楽しんでおくことが大事。
という点は随分参考になった思いでした。
ついでといっては何ですが、会社(仕事)と人生に関して、大分以前に早大ビジネススクール山田教授
の書いた「ビジネス版悪魔の辞典」という小冊子が出ており、こんな面白いものも載っていました。
「専門職」:
峅饉劼龍發鮖箸辰銅分のスキルを高めてよい」という特権を得た人。しかし、その特権の獲得
と同時に失うものもある。
通常、何の専門家であるかは明示されない。
「プロフェッショナル」:
社長に対してではなく、神に対してのみ忠誠を誓う職業。公認会計士や弁護士がこれにあたる。
従って、企業の不正に手を貸すようなことはない(はず)。
最近の話題に照らし、皮肉な内容とは思いませんか。