Microsoftは、パートナー向けイベント「Microsoft Inspire」(セールス向けキックオフイベント「Microsoft Ready」と同時開催)における新たなデモで、人間の等身大のホログラフィック映像を投影して、リアルタイムで同時通訳された言葉を喋らせる様子を披露したようだ。

https://japan.cnet.com/article/35140123/?fbclid=IwAR3ODhaw-cVdC_l93BA8Ozz7S9gE--LoSbFt1L52Ut6gt3_oNwka69p46YY

 

 

・「Microsoft Azure」担当コーポレートバイスプレジデントのJulia White氏が、ヘッドセット「Microsoft HoloLens 2」を装着して、自身の等身大のホログラムを生成すると、このホログラムはWhite氏の話し方や抑揚を保ちながら、日本語への同時通訳を開始したという。

 

・多くの既存の技術を組み合わせたといい、Azureの「Speech to Text」(音声テキスト変換)、「Speech Translation」(音声翻訳)、「Neural Text to Speech」(ニューラル版テキスト読み上げ)などがあるらしい。

 

・「Holoportation」(ホロポーテーション)は、「Microsoft HoloLens」などMRデバイスを装着した人が、遠隔地からの参加者を現実の物理空間にいるかのように3Dで見たり、実際にやり取りしたりできるようにする技術である。

 

・なお、2016年に、MicrosoftHoloportationプロジェクトに取り組んでいたMicrosoftの研究チームと初代「Surface Hub」部門の一部のメンバーがMicrosoftを退職し、新会社perceptiveIOを設立している。2018年には、perceptiveIOの従業員の多くがGoogleに加わり、Googleは「perceptiveIO」ドメインを管理下に収めている。

 

IT起業研究所ITInvC代表 小松仁