幸運街の記足に少し前まで可愛い受付の女の子(名は○静)がいました。 彼女はとても人なつこくて日本人と見るや按摩娘が来るまでのあいだ、あれこれ雑談話をしてくれたので日本人オジサンの中では結構評判が良かったと思います。ハルピンの近くにある町の学校で日本語を勉強して、半年ほど先生をしたことがあると言っていましたが、不思議なことにあまり日本語は話せませんでした。

 2か月ほど前のある日に記足に行ったら、その娘はいなくなっていました。 何処にいったのか?となじみの按摩娘に聞きましたが分からないとので、直接彼女に短信を送って聞いたところ女人街で働いてると知りました。(日本の女の子ではあり得ませんが、中国の娘は少し仲良くなると電話番号を教えてくれます) 自分のキャリアアップのために按摩の受付を辞めたとの返信でした。 

 中国娘の生態に興味が尽きない私は、一度会って話を聞くことにしました。(本命1によれば、このような行動は中国であり得ない!とのこと) 今は取り壊された星吧路の新疆料理の店で、根掘り葉ほりききました。 按摩店でこのまま受付していては、労働条件も苛酷で、日本語のレベルもアップできないので按摩店をやめた。今は女人街の散髪屋(真面目な床屋)で受付をしている。 住んでいるところも共同部屋で、按摩店(記足店内に住んでいる)とあまり事情は変わらないようです。 キャリアアップについてはどちらも同じであろうと思うのですが、この辺の理屈を話だすと、いつも収集がつかなくなります。 田舎から都会に夢を見て働きに出てきた娘たちは、夢が先行してなかなか実態がついてゆかないのだと思います。

 彼女にはそれ以来会っていませんが、散発屋(客が少なくて経営者が変わった)をやめて朝陽公園西のレストランで服務員をやってます。 性格の良い可愛い娘なので、ステップアップしてほしいものです。

 中国では微妙な距離で仲良くなる若い娘がたくさんいますが、私が知っている限り、内面の可愛さではTOPクラスです。 私は年増好み(24~26)なので、二十歳そこそこの娘で少し幼ない感じが残る彼女とは、これ以上の接近はありません。ニコニコ  どなたかケアしてくれればよいのですが。

 中国人は南京事件のことをどう感じているのか?を彼女を通して知ることが目的で映画に行ったのでした。  本命1からは映画館での日本語禁止令まで出たので、すこし緊張気味&怖いもの見たさで映画館に入ったのですが、斜め前の男は寝てるは、カップルがいちゃついてるは、携帯電話はうるさいは(映画最中に会話しないで)、まったく緊張感の無い雰囲気でした。

  映画のあと本命1は怒っていたような感じでしたが、当時の政府(軍部)がそうであっただけで、私を含め現在の日本人に直接関係あるものでは無い。とのご意見でした。 ご意見と気持ちの部分には、たぶんギャップがあると思いますが、南京事件が事実だとしても、目の前にいる私を憎むことにはならない。これが本当の気持のようです。 中国人にも良い人悪い人がいるように、日本人にも良い人悪い人がいる、と理論を普遍化していましたが、思考はここで止まってしまいました。 そのあと、戦後の財閥解体などの講義をしてくれましたが、面白い教育うけてるな~と関心しながら聞いてました。 

 一方、本命2の方はもう少し感情を素直に表してくれて、映画館の通路で私の背中を叩いていました。 私を嫌いになりましたか?については、そうではないとのこと。 不愉快な気持ちをどこに持って行ったらよいかわからないという感じでした。ちょっと買い物に付き合ってあげたら、元の彼女に戻っていましたので不愉快感に深さはないようです。 

 彼女達の意見を総合すると、南京事件は本当にあった事件(と教育されている)でみんな知っている。だから日本人をよく思ってない人は多い。 ただし、実際に生身の良い日本人と付き合ってみれば、当時の軍人達と目の前にいる日本人は全く違うということを感じる。 なので、悪感情を持てない。ということでした。。。 逆に言えば、いま日本人と仲良くできてない中国人の頭に刻み込まれた思想教育は、いつ火を噴くかもわからない火薬庫のようなものなのですね。 自分の感覚的にはスッキリ目的を達成できました。

2か月ほど前、映画「南京南京」を見にゆきました。本命1と本命2と2回見ました。本命1は映画館に入る前に、「袋叩きにされる可能性があるので、日本語を話さないように」と注意をしてくれました。私は中国語話せませんので、要はしゃべるなということです。

この映画の価値は、プロパガンダ中国映画群の中では日本兵を「人間として描いた」という意味でまれな映画であるということでしょう。 日本兵の主人公は日本軍の中でも若い兵士の角川ですが、ラストシーンで中国人捕虜二人を開放しとのち自分は(たぶん良心の痛みに耐えきれず)自殺することになるのですが、「人間として描いた」象徴的なシーンに見えました。  悲惨な中国人と能天気な日本兵の対比、日本兵葬儀シーンで阿波踊りのような踊りを使う(日本の神道を馬鹿にした感じ)、意味のわからない大量虐殺シーンなど、日本人がみれば違和感の大きなシーンが多くありましたが、プロパガンダ映画のテクニックかもしれません。大量虐殺にはそれなりの強い伏線が必要と思うのですが、ほとんど感じられず、多くの人を海辺にあつめて機関銃掃射したり、建物に詰め込んで火をつけたり、意味のない虐殺シーンにはまいりました。ゲリラに怯えるという微かな伏線はありましたが。

また、少しびっくりしたのは、レイプシーンや慰安婦といたすシーンなど、少しきわどいシーンがあったのですが、上映でカットされてなかったとこと、一緒に行った女の子も、あまり拒否感なしに観ていたことです。 解放がすすんでいるということですね。