2020年の人口減少、取り分け人口1000人当たりでの人口減少率の全国トップは秋田県、2位が青森県、3位が岩手県、4位が山形県でした。
このように人口減少や、そして事業所の減少が続く青森県において、銀行が生き残りをかけて行く為には、規模の論理に則り銀行の体力をつける為に、統合や合併は必要不可欠であり避けて通れない方法だと思います。
もはや、青森県内で青銀だ、みち銀だと、コップの中で争っている場合では有りません。
その意味で、今回の両行の統合は正しい選択であったと思います。
しかしながら、人口減少、青森県の衰退は今後も続くと予想されます、
そこで、更なる銀行としての体力の増強や新たな市場を求めて、例えば、岩手県や、秋田県の銀行とも統合を進める、場合によっては東北地方、更には北海道の他の銀行との統合を進め、あわせて技術革新による経営の合理化を図っていくしか、両銀行が生き残る為には、他に道が無いだろうと思います。