【中国が急激に経済発展した理由】

 

中国は以下のような政策を実行した。

① 党益に反しない限りでの市場原理の導入

② 日本の総額約3兆円以上の対中ODA

② 通貨元を大量に印刷しての大規模な財政出動と金融緩和

③ (中国の巨大市場を外国への誘惑の餌にして) 

  外国の技術をあらゆる手段を用いてコピーし盗みまくった。

  また、欧米・日本企業の中国への進出投資の勧誘と合弁会社設立を強要した。

④ 安い賃金の大量の労働力の存在

⑤ 為替管理で元安を保持し輸出競争力を維持

⑥ 日本政府と日本企業あげての対中協力と技術移転。

⑦ 巨額の対米等への輸出 (逆に言えば米等の過度の対中輸入依存)。

 

以上が主なものであるが、⑥のアメリカ等の関与は極めて重要である。

アメリカは中国が経済発展すれば、その結果として、中国において民主主義革命が起きると信じていた(日本もその一翼を担った)。

しかしながら、中国においては民主主義革命どころか、国民に対する一層厳しい規制が行われただけである。

ポイントは香港である。その事については後日述べることにする。