突然だけど私のメイン画像についての説明~♪
この絵は『猫とイラストと鉛筆な日々』ってサイトからもらってきました☆
超可愛くて小説のイメージにぴったりだったんですw
可愛い画像がたくさんだから見に行って損はナシっっ!
突然だけど私のメイン画像についての説明~♪
この絵は『猫とイラストと鉛筆な日々』ってサイトからもらってきました☆
超可愛くて小説のイメージにぴったりだったんですw
可愛い画像がたくさんだから見に行って損はナシっっ!
暖かい……。
すごく暖かいものに包まれてる気がする。
その暖かさが体中の痛みを緩和していくみたいだった。
「里桜ー! 里桜!」
どこかで誰かが呼んでる。
私は気だるく目を開けた。
そこにいたのは翔だった。
あの暖かさはもうない。
「よかった!! 目が覚めた……って泣いてるの?」
ハッとして私は頬に手を当てる。
私、泣いてたの―――?
「そんなことないよ、ここ……は?」
頬の涙をぬぐい翔に聞く。
けど聞くまでもなくそこが病院だということは分かっていた。
白い壁、白い天井で。
ただ何かを聞かないと不安が押し寄せそうだったから。
「病院だよ。沢渡が運んでくれたんだよ」
「先生が?」
ぎょっとして目を見開く。
だって私はフラれたも同然だったわけでしょ!?
なんで先生が……。
「俺も詳しいことは知らないんだ。偶然、学年主任の先生が里桜のこと話してて……飛んできた」
照れたように笑う翔。
そうだったんだ。
「ありが……」
「里桜!」
私がお礼を言おうとしたときだった。
私の名を叫びながら部屋に飛び込んできたのは先生だった。
今は何時か分からないけれどあの出来事の後だ。
まともには顔を合わせられない。
「荒谷…なんでここにいるわけ?」
息を切らした先生は眉間にしわを寄せる。
「飛んできたんですよ。心配だったから」
「おまえ、今日学校だろ? 早く戻れよ」
先生の言葉は冷たい。
何にかは分かんないけど本気で怒ってることだけは確かだった。
「先生に言われなくても戻りますよ。でも」
「なんだよ」
「あんまり里桜をいじめないでくださいね? 僕の未来の彼女なんですから」
翔は不敵な笑みを浮かべて先生に挑発してる……ように見える。
それって告白?
でもなんで?!
「か、彼女って……馬鹿じゃないの?」
今まで黙っていた私は険悪な空気を破るためにわざと明るく翔をけなした。
今は喧嘩してほしくない……ましてやここ病院だし。
「馬鹿じゃないよ、真剣。たとえ里桜が別の人を好きでも俺は待ってるから」
ベットに片膝をつき翔はそういうと私の頬にそっとキスした。
途端に真っ赤になる私の顔。
先生はそれをどう受け取ったかは知らないが無理矢理翔を私から引き剥がした。
「早く戻れ、サボり」
低くそう言い放つと先生は翔を部屋から追い出した。
急にしんとなる病室。
空気が重い……重すぎる!
「あの~……私、どうして病院に」
「馬鹿野郎」
はい?
重要な質問を遮って生徒をけなす人がいますか!?
しかも馬鹿野郎って……。
「隙がありすぎんだよ」
「す、隙?」
何がなにやらわからない私は首を傾げる。
頭には大量のハテナマーク。
「キス、されてんじゃねえよ」
「え……やきもち?」
ふいに出たその言葉に私はハッとする。
そんなわけない。
だって私は玩具だから、やきもちなんて妬くわけ――――。
「だったら悪い?」
顔を背ける先生の顔は赤い。
何で何で!?
だってさっきはフったじゃん。
期待、してもいいの―――?
「俺さー、ツンデレなんだよね」
私のベットに腰をかけながら先生はそういって頭をかく。
ツンデレ?
それって……。
「まさか泣くとは思わなかった、ごめん」
「べ、別に……泣いてなんかないし」
とは言っている私の目には大粒の涙が。
それっていいんだよね?!
そういう意味にとっても……。
「里桜は可愛い、好きだよ」
「ふえ……?!」
泣いてる私の頬の涙をぬぐうように優しくキスする先生。
翔にされたときは比べ物にならないくらい私の顔はゆでダコ状態。
「正直、お前が階段から落ちた時焦った。俺のせいかもって」
耳元でささやく先生の声は優しくて暖かい。
ああさっきの暖かさは先生の腕だったんだ、と今更感じた。
運ばれてたから、あんなにも―――。
「そんなこと……ないぃ」
「里桜はすぐ泣くんだな、俺が泣かしてるみたいじゃん」
「う、嬉しいの!」
ぐすぐすと鼻をすすっているから説得力ないかもだけど。
すごく、すごくうれしい。
今なら死んでもいい……かも。
「里桜、こっち向いて?」
どきっとした私は首を振る。
こんな泣いてる顔、見られたくない!
「こっち向かないと襲うよ?」
「……!」
私はすぐさま先生の方を向いた。
襲われるなんてたまったもんじゃない!
「正直でよろしい。これ―――ご褒美な?」
「んっ……」
唇を重ねる先生。
前の私なら絶対抵抗してただろう。
でも今は、先生の背中に手をまわし身を任せている。
幸せだった。
ここが病院、私が怪我人ってことを忘れるくらい幸せな瞬間だった。
私は思ったのです。
たまには怪我するのもいいかな――――と。
明日からはどうなるか分かんないけど、今が幸せだからいいよね……先生?