昨夜は、「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」初日観劇
よみうり大手町ホール


出ずっぱりの110分、二人劇
すごい台詞(と歌)量❗熱量❗
歌声が素晴らしすぎる😆

舞台セット、生演奏の音楽、照明…どれもとても素敵✨

かつての少年たちの、共に過ごした友情と思い出をたどる旅は、美しくて哀しい😢 


【ストーリー】
人気短編小説家のトーマスは、幼なじみのアルヴィンの突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へ帰って来る。
しかし、葬儀が始まるというのに、アルヴィンへ手向ける言葉が思い浮かばない。
すると死んだはずのアルヴィンが目の前に現れ、トーマスを自らの心の奥深くへと導いていく。
そこには延々と続く本棚があり、トーマスの思い出と積み重ねた人生の本当の物語を書いた原稿や本が存在していた。
アルヴィンは、その中から弔辞に相応しい2人の物語を選び、トーマスの手助けを始める。
しかし、トーマスはそれを拒み、助けを借りずに弔辞を書くと言い張るが、アルヴィンは気にもとめず、次々と物語を選び、語っていく。
果たして、弔辞は完成するのか・・・。
いくつもの物語が語られるにつれ、2人の間に存在した数々の埋もれてしまっていた小さな結びつきが明らかになっていく。
アルヴィンとトーマスが子供時代に育んだ絆と生涯を通じて築き上げた友情の物語

【キャスト】
田代万里生 平方元基 (相互出演)

ートーマス・ウィーヴァー
名声を得たカリスマ作家。アルヴィンの生涯の親友。
ーアルヴィン・ケルビー
繊細で、自由奔放な男性。トーマスの生涯の親友。

(公式サイトより)


登場人物2人、キャスト2人
キャスト2人が相互出演という舞台❗
企画がなんて画期的❗おもしろそう✨と、思って、両方のキャストの公演を観劇


初日の配役は、
トーマス→田代万里生さん
アルヴィン→平方元基さん

舞台セットは、アルヴィンの本屋と思われる、大きい本棚、階段、梯子、デスク
上手の方に台(譜面台のような、ノートなどを広げて置ける台)
劇が始まる前はカーテンがかかっていて舞台セットは見えない
カーテンが外れて、パッと見える

スーツ姿のトーマスが登場して、弔辞を考えていると
なくなったはずのアルヴィンが現れる
白を基調として、寒色系のグラデーションが少し入った衣装

田代さんのトーマスは、とてもクール
よく通る声、歌声、言葉が届きやすい
その分少しキツめとも思えるか

平方さんのアルヴィンは、とても繊細で、幼くて、大きな犬のよう
異性からは守ってあげたくなるような、同性からはいじめたくなるような、そんなキャラ
劇中「変わっていた」「個性的」という表現があるが、
変わっている方向性としては、成人男性とは思えない一途なピュア

初日の配役はそれぞれのキャラにとてもピッタリで、
逆は想像できない😅と、思ったが、
逆の配役も観にいく…


二回目観劇の際の配役は、
トーマス→平方元基さん
アルヴィン→田代万里生さん
(この日は、この組み合わせの初日)

同じ話のはずだが、配役が変わるとイメージがガラっと変わる

平方さんは背が高いのでスーツ姿がよく似合う
初日のときのアルヴィンとは全然違う❗(当然か)
声の印象か、お顔立ちなのか、少しソフトなトーマスという感じ

田代さんのアルヴィンは、白を基調として、暖色系のグラデーションの衣装
落ち着きのない、好奇心旺盛な、頭の回転の速そうな「個性的」な子
マイペースで周りを巻き込みそうなキャラで、同性からいじめられそうな気はしない
(劇中、そういうシーンがあるが、少し違和感)

初日を観たときには、ピッタリな配役❗逆は想像できない❗と思ったけれど、逆は逆でアリ
むしろ、初日の配役はハマりすぎていたような気もして、この配役の方がバランスよいかも…
が、しかし、田代さんの歌声がハマるのはトーマス役の方かなぁ、と思った


かつての少年たちの、キラキラした、美しくも哀しいストーリー

観劇後、コピーの
「君が僕を追いかけていたのではなく
いつも君を追いかけていたのは僕だった」
が、沁みる

再演希望✨