「風間杜夫ひとり芝居 平和三部作一挙上演!!-正義の味方・ピース・あの時代(新作)-」観劇
本多劇場


ひとり芝居の三本立て
90分~2時間程度かなぁと思っていたら、なんと3時間❗
お一人で3時間出ずっぱり❗


【あらすじ】

●正義の味方
大角卯三郎、大正生まれの95歳。
下町の銭湯「大正湯」で働いている現役である。
卯三郎はこの町の名物爺さんで、ご近所の住人がこの男の世相斬りを聞くために集まってくる。
「大正湯」は毎晩拍手喝采爆笑の渦に巻き込まれていた。
ある日、東京大学の女子大生が95年の人生を取材に来た。
卯三郎は波乱に満ちた生涯を堰を切ったように語り始めた。
大正、昭和、平成...話は硬軟自在あちこちに飛ぶが、次第にその歩んできた過去が明らかになっていく...。
スーパー老人、大角卯三郎の生きた激動の時代を、笑いと涙と正義で描く!

●ピース
東京の下町で小さな葬儀社を経営する男・武藤万作。
チャップリンに憧れて芸人を志すも、芽が出ず、人の薦めでマジシャンになるも手先が不器用でこれもダメ。
そこで出会った女性と結婚し、妻と娘と3人で細々と葬儀社を営んでいた。
しかし突然、交通事故で愛する妻と娘を失った...。
以来、憔悴しきって仕事は手につかず、酒浸りの毎日...。
ある日警察から葬儀の依頼が入る。
亡くなったのは万作も知り合いだったシリア人。
彼の持ち物の中にはコーランと怪しい紋章が入っていた...。

●あの時代(新作)
昭和12年、日本は中国への全面戦争を開始する。
時局柄ふさわしくないという理由で遊郭、妾、好色などを扱った53種の噺が自粛させられた。
所謂、禁演落語である。
戦争が激化していく中で、噺家にさらなる試練が。
戦意高揚、銃後の守り、節約などを盛り込んだ国策落語を作らされたのである。
主人公の春風亭善好は弟子入りが遅かった上に、覚えが悪い。
四十になるのにまだ前座。
酔うと威勢がいいが女にだらしがなく二度も女房に逃げられた。
まるで落語を地で行くような男。
しかし落語が下手なおかげで慰問団には呼ばれず、こっそり開かれる禁演落語会にお呼びが......。
(公式サイトより)



「正義の味方」の冒頭、「ヒーロー」の歌唱シーンから始まる😆🎵

風間杜夫さんが出ずっぱり❗というだけでも大満足なのに、歌って、着替えて、落語まで❗

それぞれにとてもよい作品で
声高に平和を訴えないけれど、
内容はさすが「平和三部作」と思えるもの

作品ごとのタイトルの付け方にも納得
それぞれが独立した話だけれど、少しずつつながっていた

最後の「あの時代」の春風亭善好は、最初の「正義の味方」で大角卯三郎と戦友だということが語られていたので、そういう思いでもう一度最初から観たくなる
(が、体調不良により、一度しか観劇できず😢)

多くの人に、できれば若い人に!観てほしい内容
再演希望❗
(難しいかなぁ😅)