【夏休み企画! 夏満喫ネタ 第二弾】夏の麺といえば、そうめん?冷やし中華? ブログネタ:【夏休み企画! 夏満喫ネタ 第二弾】夏の麺といえば、そうめん?冷やし中華? 参加中

子供 の頃、夏の夕食には素麺が出た。
氷の浮かんだ素麺の上に、錦糸玉子、ハム、蒲鉾、胡瓜、トマト、海苔、甘辛く煮た干し椎茸などの千切りが乗っていた。それを刻みねぎとわさび入りのつゆにつける。つゆも自前だった。
白い素麺の中に、薄紅と薄緑、ときには金色の素麺が混じっていた。
でも私は嫌いだった。素麺を茹ですぎているのか、味も素っ気もなかったから。今と違い、素麺の質が悪かったのかもしれない。また素麺かと毒づいた。
だが今から思えば、なんと手間のかかった贅沢な料理だったろう。
母が毎日いろんな料理を作ってくれたおかげで、私の舌は敏感になったのだと思う。好き嫌いもない。
私は今でも素麺をよく作る。夏場、家で一番食べる主食だろう。
湯を沸かすだけですぐ出来上がるから、市販のつゆをぶっかけ、今夏は香酢かバルサミコ酢を加えてさっぱりした味付けにしている。たまたまスーパーで投売りしていたものを買ったからである。あとは、あるものを何でもトッピング。最近は納豆とかキムチが多い。年を経るたびに雑な料理になってきた。
だがこ
れさえしんどくてできない時期が何年もあった。ちょうど母が死ぬ前後のことだ。
母が死ぬ前の6月から10月までの丸4ヶ月、私は一緒に暮らしたが、何ひとつ作ってあげなかった。
料理が上手だった母も、死ぬ前はぐちゃぐちゃに煮たものしか作れなかった。それもよく焦がしては、すまなそうに鍋を磨いていた。

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