競泳レース終了後のインタビューで、北島康介、中村礼子他の選手の口から、平井先生という名前を何度も聞いた。平井先生に言われたとか、平井先生と相談してみるとか。そんな名伯楽の顔を拝みたいと思っていたら、昨晩、平井伯昌コーチ、北島選手両人がテレビ朝日のインタビュー番組に出た。
そのとき北島選手は平井コーチを前にして「金メダルを取らせて貰ってありがとうございました」と礼を言った。これまで面と向かって言えなかったことを、公の場を借り、あらたまって言ったのではないか、と思われた。
そうした特別の言葉であったにも関わらず、平井コーチは、恐縮するでも大仰に感激するでもなく、淡々と受け留めているようにみえた。その態度は、長い間に培った気兼ねや遠慮のない関係、他人行儀ではない自然な関係であることを窺わせた。
松田丈志選手と久世由美子コーチのように同居を厭わない関係もある。柔道やレスリングでも、勝った選手が真っ先に行くのはコーチのところであり、性別にこだわらず固く抱擁しあっている。
選手とコーチにはどんなにか深い絆、堅固な信頼関係ができているのだろう。と、わかりきったことではあるが、あらためて感慨にふけった私だった。
そのせいかどうかは知らないが、そのとき、ふと口から出た歌がある。
コニー・フランシスのFollow the Boysである。
Connie Francis "Follow the Boys" Scrapbook!
私の半生にも折々に愛唱歌があった。しかしいつのまにか歌わなくなり、記憶の底に沈んで、思い出そうとしても思い出せない歌がある。これもそのひとつだった。
この歌は、1963年頃、弘田三枝子が歌っていた記憶がある。しかし私が歌うようになったのは、2000年にコニー・フランシスの歌を聴いた時からだ。訳詩まで作って、毎日くちずさんでいた。
しかしまだ8年前のことなのに、すっかり忘れ去っていた。この間、様々なことがあったからだと思う。
下記が、当時私が訳した歌詞。極力原詩に添いたかったが、音韻の狙いや文字数の制限で意訳したところもある。今回、漣健児氏の「渚のデート」の歌詞を見たが、一箇所だけ同じ訳があった。光栄。愛してるの 付いてゆく
どこまでも 心のまま
どんなときも 離れないわ
私はあなたのもの
だから二人で 地の果ても
私から選んだ道
いつかきっと 二人の愛
固く結ばれる きっと
付いてゆくわ 地の果ても
私から選んだ道
いつかきっと 二人の愛
固く強く結ばれる きっと
伊東ゆかり 渚のデイト