目はパソコンに向いたまま、聞くともなしに聞いていたら、重度の難聴の女の子Kiyoが歌手を目指し、どこかライブで歌いだした。
音程が外れる。やっぱり無理だ。Kiyo自身が落ち込む。
だが、ユニットを組んでいるあっちゃんも、周囲の関係者も投げ出さない。Kiyo本人が無理だと言っているのに、諦めない。
全く聞こえない人でもリズムは体感できる、と私は聞いたことがあるので、あっちゃんが歌うメロディに合わせてKiyoは歌詞を語ればいいじゃないか、それで十分に人の胸を打つから、それ以上欲張るな、酷だ、もう止めてくれ、などと思い、斜に構えて見ていたら、数年後のライブでは、
Kiyoは見事に旋律を奏でたのだ。
しかもその声の力強いこと。美しいこと。
誰も真似できない努力を重ね、はじめて音程が決まったときの喜びはいかほどだったろう。遅ればせながら祝福の拍手を送らせてほしい。
現代のヘレンケラーだ。サリバン先生だ。
テレビの前で諦めていた私は、だから私は凡人なんだね。
早速私は検索でアツキヨのサイトを探し出した。そこにはたくさんの人がコメントを寄せていたので、私も高揚した気持ちを載せようとした。すると、アメーバとかいう何だかよくわからない会員登録をしないと参加できないという関所が現れたので、取り合えず登録した。
その後、イエスマンの私が何をどうしたのか、今となっては覚えていない。が、私のプログが出来ていた。
アツキヨのおかげで出来たのだ。
しかしながら、「何か書いてみよう」と促されても、何の心づもりもないから、冒頭の一文を書くのが精一杯だった。(この一文については、後述するつもり。)
それから4日過ぎ、眠れない夜、文筆の神が降りてきて、文を書く体力も気力もない私に力を与えてくれた。お蔭で、何とか、ブログのスタートが切れたみたい。
これから少しづつ、体裁を整えていこう。(月田晩作)
