ホワイトホール

そこに棲む心の住人

白く白く

全てを白く包む
白の世界は

何も無い 音の無い世界
壁も床も空の色さえも
白に包まれた

異形な世界

白く塗り潰された世界は 誰も 傷付けない
ただ悲しい心も憎しみも隠された深い白に 覆われているだけ


悲しい位何も見えない世界に
人は蒼い空を見たいのか それでも 傷付きたくないから白の世界に

留まるのか

変わる事の無い世界で人は また自分の侵して来た罪を 深く のたまうのか

心は傷付き紅い血で染まるのに…ホワイトホール白に包まれた 変わらない世界に 君は何を想う?


全て隠して もう何も見たく無いし 傷付きたくない
なのに何故心は 紅い紅い真っ赤な 地を 流し続けるのか…?


白の住人になっても
心は まだ 昔の記憶すてられず

悲しみも 消えない


ホワイトホール

今だけは 全てを忘れて 悲しみ苦しみ忘れて

魂を 白く 塗り潰し
白く 白く 心を覆い隠せ
何もかも 見えなくなる位 哀しい白

染め上げて 黒が

隠れて 消えてしまう位に 心の黒を

白く塗り潰して

まだ 黒に心を奪われている 悲しい心を…

痛みさえ感じない様に
紅い血を

留めて


涙さえ 眠らせて

この心の世界で

白く 白く

君の心 凍らせて