明日は12月24日。

この日サークルの集まりでだいぶ夜遅くなった。

今から電車に乗るのも面倒だし、明日もこっちの方でクリスマスパーティー誘われているし、友達の家に泊まることになった。

家の主の名はノブ。

彼女がいるにも関わらず他の女の子にも手を出している、所謂『チャラ男』である。

クリスマスパーティーもこいつに誘われた。

ノブはまた他の女の子と知り合いたいだけだ。

男の夜の会話の話題といったらもっぱら女関係の話が多くなる。

この日も自然とソッチの話が盛り上がっていった。


「ケンは最近色恋沙汰無いわけ?」


俺が元カノを引きずっていることを知らないノブが不意に話を振ってきた。


「まぁ、地元の女の子と気が向いたときに会ったりしてるよ。」


元カノを引きずっていることを悟られないために適当に話を作った。

それに1年以上も女性と関係を持っていないなんて、恥ずかしくて絶対に言い出せなかった。


「ふ~ん、そうかそうか。俺はまたセフレ増えた。」


結局ノブは自分の話がしたかったのだ。


「お前○○サークルのササキマリコって知ってる?」


ササキマリコ?

思い当たる節はなかった。


「そいつとヤリまくっちゃってるわけよ。」


こいつはホントに猿みたいな奴だな。

でもノブの話はいつも新鮮で面白かった。
9割9分女の話だが、俺が経験したこと無い話を沢山してくれる。

でもそれは自分に関わりが無い話だったから面白く聞けていたんだろう。




ササキマリコ…か。

特に気にもとめなかった。

今回も俺には関係の無い話だ。