こんばんは。

 

今日は、まとめて二題行きたいと思います。

 

実際の入試でも、この2題は連続して出されました。

 

【誤箇所指摘問題 早稲田大(法)2020年 自動詞・他動詞】

 

Choose the underlined section in each text below that is INCORRECT. If the choices in the sentence are ALL CORRECT, choose E.

 

  1. (A) Being of  a practical mind-set, (B) the students think it useless to study theory ( C) until they realize  (D) that the theories influence on practice.

   (E) ALL CORRECT

 

   2. (A)Ever since she quit her job last year (B) due to serious health 

       problems ( C) that required her to be hospitalized, (D) she has 

       not had a chance to contact with anyone.

 

  (E) ALL CORRECT

 

<解説>

 1. 順に見ていきましょう。

 

(A)は、後ろに出てくるthe studentsを意味上の主語(S')とする分詞構文で、正しい。(役)「実用的な心構えでいるので」。

このofは、「〜の性質(特徴)を持つ」という意味のofで、of (the) opinion that ,,,,「という意見を持つ」が代表例。

 

(B)は、think O+ C「OをCだと考える」で、itが形式目的語、to以下が真目的語。theoryは「理論」という意味で不可算名詞なので、無冠詞で-sがつかなくとも正しい。

(訳)「生徒たちは、理論を学ぶことを役に立たないと考える」

 

(C)realizeは、that以下を目的語としている。正しい。

(訳)「彼らが〜と認識するまでは」

 

(D) (訳)「理論が実際に役に立つと(いうこと)」 

on practiceが修飾語句で、influenceの目的語がない。influenceは目的語を必要とする他動詞なので、ここが誤りとなり、正解となる。前置詞のonが不要。

 

(全文訳)実用的な心構えでいるので、生徒たちは、実践に影響を与えると認識するまでは、理論を学ぶことを役に立たないと考える。

 

2. これも前から順に見ていきます。

 

(A)(訳)「彼女が去年仕事を辞めてからずっと」。quitは、過去形なので、三単現のSは付かない。正しい。

 

(B) due to A =owing to A = on account of A =  because of Aで「Aのために」<原因>。Aの部分にhealth problems「(様々な)健康上の問題」という名詞が来ており、正しい。

(訳)「健康上の問題のため」

 

(C) thatはhealth problemsを先行詞とする関係代名詞<主格>。

require O to do「Oがdoすることを必要とする」。正しい。

(訳)「彼女が入院する必要がある」

 

(D) (訳)「彼女は誰とも接触する機会がなかった」

ever sinceは、「過去のある地点以来今までずっと」という意味で、現在完了を伴う。to以下は名詞chanceを修飾する形容詞用法で正しい。

contactは動詞で「〜と接触する」という意味で、常に他動詞で使うので、ここが謝り。前置詞withは不要。

 

(全文訳)彼女が去年仕事を辞めてからずっと健康上の問題のため入院する必要があり、誰とも接触する機会がなかった。

 

いかがでしたか。

 

難しかったかもしれませんね。

 

通常、<自動詞⇄他動詞>の識別問題では、以下のようなものがよく出ます。

 

<間違えやすい他動詞:(  )内の前置詞を付けるな!!>

  discuss ( X about )「〜について話し合う」 

  mention ( X about )「〜について述べる」

  consider ( X about ) 「〜について考える」

  marry ( X with ])「〜と結婚する」 

  resemble ( X with )「〜と似ている」

  accompany ( X with ) 「〜と一緒に行く」

  reach ( X to )「〜に到着する」 

  attend ( X to )「〜に出席する」

  enter ( X into )「〜に入る」 

 

※ attend to Aで「Aに打ち込む」、

   enter into Aで「Aを始める」という意味になる。

 

以上は、制作中のテキストより抜粋しました(完成を楽しみにお待ちください)。

 

これだけ覚えておけば、大抵の大学の問題は解けるでしょうが、さすが早稲田、ちょっとひねったものを出してきますね。

 

確かに、「ジーニアス英和辞典」を調べると、influence、contactとも、<他動詞>の用法しか掲載されておりません。

 

普段、しっかりと調べながら勉強しているかどうかを問う問題だったのでしょうか。

 

しかし、一歩踏み込んでみると、、、。

 

<他動詞>とは、「目的語(=相手)を必要とする動詞」

 

influence「影響を与える」のも、相手がいないと出来ません。

 

contact「接触する」のも、相手がいないと出来ません。

 

この、本質の部分を理解しているかどうかを問いたかったのかもしれないですね。

 

さすがは早稲田。

 

中々骨のある問題です。

 

それでは、次回も頑張りましょう。

 

英語哲人

 

<Look!😉>

 

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