Q:誤りの箇所を指摘せよ。
(イ)Despite recent rapid advances in artificial intelligence, the (ロ)most powerful machine translators cannot (ハ)correct interpret your intended meaning or make decisions about which words (ニ)best convey that meaning.
意味を取りながら、見ていきましょう。
(イ)Despite recent rapid advances /
最近の急速な発展にもかかわらず/
<解説>
despite of A = in spite of Aで「Aにもかかわらず」。
前置詞として使います。正しい。
in artificial intelligence, /
人工知能の /
the (ロ)most powerful machine translators /
もっとも力強い(高度な)翻訳機でさえ /
<解説>
-fulや-ousなどの語尾が付く形容詞・副詞は、more, mostで比較級・最上級を作ります。正しい。
cannot (ハ)correct interpret /
正しく解釈することはできない /
<解説>
<助動詞+動詞の原形>。この結びつきは、とても強いので、この間に入られる語句の品詞は、限られます。
動詞を修飾する<副詞>のみです(notも含む)。ここでは、動詞interpretを修飾するために、副詞correctly「正しく」にすべき。
(ハ)が正解となります。
your intended meaning /
あなたの意図した意味(=本当に言いたいこと)を
or make decisions /
あるいは決定を /
about which words (ニ)best convey that meaning.
その意味を最も上手く伝える言葉についての。
ここでは、副詞wellの最上級が、動詞conveyを修飾している形で、正しい。
文意)最近の人工知能の急速な発展にもかかわらず、(人工知能は)人の本当に言いたい意図を理解したり、その意図を伝える一番良い言葉について決定することはできない。
副詞の語順について、復習しておきましょう。
「修飾する語句と修飾される語句は近づける」という原則もあいまっって、修飾語である副詞は、神出鬼没にも思えますが、、、。
以下の下線部3箇所が、副詞が主に現れるところです。
[文頭] + S + 操作詞 + [中位]+ V + (O+C) + [文末]
「操作詞」というのは、助動詞・be動詞・完了のhaveのこと。
疑問文の時に、前に出すものです。
否定文の時に、後ろにnotを付けるものです。
そう、これは、「文を操作するためのもの」です。
歴史的には、一般動詞にはdo, does, didが前にあったのですが、時を経て消えてしまったのです。
だから、今は、「be動詞(+助動詞、完了のhave)の後ろ、一般動詞の前」という、若干めんどくさい説明をしなければならないのですが、この<操作詞>の概念を理解すると、すごく楽になります。
受動態なども、秒速で解けるようになりますね。
また、notが操作詞に付くものだと分かっていると、下記のような文の倒置構造も、簡単に理解できます。
He had no sooner seen me than he ran away.
= No sooner had he seen me than he ran away.
彼は私を見ると、すぐに走って逃げた。
この操作詞については、今後も折に触れて説明していきますので、期待してくださいね。
それでは。
英語哲人
<Look!😉>
応援のポチをお願いします!
あなたがポチをすると、当ブログの順位が上がります。
当ブログの順位が上がれば、より多くの方にお楽しみいただけます。
執筆者のモチベーションが上がります。
執筆者のモチベーションが上がると、更新頻度が上がります。
更新頻度が上がれば、、、あなたをもっと楽しませられるかも!?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
