前回は、「文法問題集を1冊コンプリートしましょう」と言いました。

 

その続きです。

 

これは、文法書をやりつつで構いませんが、できれば文法書が一巡してからの方が、効果的です。

 

何をするか。

 

「構文を、100〜150ほど、訳す」ことをして欲しいのです。

 

最大の目的は。

 

「全体観を掴むこと」

 

英語の構文には、どのようなパターンがあるのか、それを全体的に掴むのです。

 

他にも、「文法の知識が、意味を取る場面でどんな風に適用されるのか」

 

「文法問題ではあまり出されない構文の意味を取られるようにする」などの目的もありますが、最大の目的は「全体観を得ること」です。

 

英文を読んでいく上で、大きな障壁となるのは、「これは自分が知らないことではないか?」という恐れの気持ちです。

 

「自分は全体をつかんでいる」という気持ちがあれば、例えば未知の単語があっても、知っているところから意味を追っていくことができます。

 

「自分が知っていることを最大限使って、未知の領域を狭めていく」ことこそが、英語に限らず、「学習」のキモなのかもしれません。

 

これから様々な英文に当たっていくため、この準備が欠かせないのです。

 

全ての文の文型と、修飾部分は形容詞なのか、副詞なのか、何を修飾しているのか、を考え、書き込み、和訳との対応関係を考えてみましょう。

 

この勉強は、全ての構文を訳せるようになったらおしまいです。

 

「和→英」への転換も、できるようになれば、英作文などに役立つでしょうが、ここではそこまで求めません。

 

実際に大事なのは、100~150の構文を選び出すことですが、これも、自分で参考書を選べばいいでしょう。

 

今は、いい参考書が、たくさん出ております。

 

書店にある「構文集」のほとんどが、100~150くらいの構文にまとめられています。

 

多くのものは、問題演習も付いておりますが、それは、余力があればやってもいいと思います。

 

ただ、構文分析&和訳演習は、「どの構文に該当するか」を探り当てることが何よりも重要な作業ですので、この参考書で演習してしまうと、その部分の力は養成されません。

 

したがって、この参考書を使った問題演習は保留にして先に進み、後でもっと演習をしたくなったらすればいいと思います(他の科目もあり、他にもすることはたくさんあるので、そんな余裕のある受験生はほとんどいないと思いますが)。

 

学習効果は、何で測られるか。

 

「成績の伸び」というのがその答えになるのかもしれませんが、「どれだけの資源投入に対して、どれだけの効果があったのか」という、コストパフォーマンスの視点も大事だと思います。

 

私が受験生の頃は、「とにかく頑張ればいいんだ」という誤ったガンバリズムが幅を効かせ、先生も生徒にたくさん勉強させるのがいい、という観念があったように思うのですが、同じ効果であれば、資源投入は少ない方がいいですよね。

 

受験生、いや、受験生に限らず、最大の資源は何か。

 

それは「時間」でしょう。

 

ですから、「最小限の時間」で「最大限の効果」が上がる勉強法が、最良の勉強法だと考えます。

 

私のカリキュラムは、その考えに基づいて、日々進化を続けております。

 

それでは。

 

英語哲人

 

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