みなさん、おはようございます!

今日から、いよいよ本講のスタートですね!

出来るだけ、分かりやすく、楽しく綴って行きたいと思いますので、よろしくお願いします。

早速、本題に入りましょう。

日本語では。

①私は、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・する。
②私は、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だ。

というふうに、結論が後ろに来ますよね。この結論、「~する」と「~だ(である、です)」の二つに大別されることをまず押さえましょう。

この文では、「私は」が主語(「だれが・何が」にあたる語)、「する」「だ」が述語(どうした)になります。

英語では、この主語・述語で文をスタートします。

主語はS、(述語)動詞はVで表します。

③ S + V ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・.

英語の動詞というのは、to Vになったり、Vingになったり、Vedになったりして、他の品詞になってしまうことがあるので、特に述語であることを強調したい場合は述語動詞と言いますが、普通は「動詞」と省略してしまうことが多いですね(この部分、あまり深く考える必要なし。覚える必要もなし。S・Vの考え方さえ理解してしまえばO.K.です)。

大事なのは、英文を読むときに、このS,Vをしっかりと押さえること。例えば和訳問題とかで、他の部分がどんなにキレイに訳せていても、SVを外してしまえば、大幅な減点は免れません(場合によっては0点)。

SVをしっかり押さえることによって、他の部分が付随的に分かってくることがあります。

英語の結論にあたる'V'には、大きく分けて2種類あります。
④一般動詞
⑤be動詞

④が日本語の①の文に、⑤が日本語の②の文に該当します。

このbe動詞、主語によって使い分けます。
ここでもう一度おさらい。

<現在形。主語が単数(ひとり・ひとつ)のとき>
私:am
あなた:are
それ以外:is

「今」という特別な時、「私」「あなた」という特別な人を表すのには、特別な語を使います。

これが複数になると、一気にシンプルに。

<現在形。主語が複数(二人以上・二つ以上)のとき>
私たち、あなたたち、それ以外:are

<過去形>
主語が単数のとき:was
主語が複数のとき:were

be動詞の使い方、単数・複数の使い方はいいかな?

ここで、リラックスしてもらうために、一つ小話を。
「単数」の話が出てきたときは、大体、生徒に「たんす~うにゴン!って知ってる?」と聞くのですが、あまりまともに答えてくれませんでした。「先生の言いたいことは分かりますが・・・」とはぐらかされることが多かったです。分かりますか?(ヒント、防虫剤)。

本題に戻って、「一般動詞」というのは、be動詞以外の動詞を指します。

これも、現在形のときには注意が必要で、「3単現のS」って、聞いたことありますでしょうか?
「3人称単数現在」の略です。名前は難しいが、実は言っていることは簡単で、要は、「私・あなた以外の一人・一つ」が主語のとき、一般動詞の現在形にはSが付きますよ、ということです。

たとえば、He plays tennis.「彼はテニスをする」などです。

どんなときにこのsが付くか、迷ったときは、be動詞に置き換えてみるといいですよ。
be動詞で、isになるときが、一般動詞に3単現のsが付くときです。

例)He (    ) a student. 「彼は学生です。」

このとき、(  )の中には、isが入りますよね?こういう時は、一般動詞にはsをつけてください。

この話をすると、「先生、複数のものに、sがつくんじゃないんですか~?」という質問をよくもらうんですが、複数のものに付くsは、「複数形のs」で、これは名詞に付けます。

まとめると、
・3単現のS:主語が、あなた・私以外の一人・一つの場合、(述語)動詞に付く。
  例)plays, does, takes

・複数形のS:人・モノが二人・二つ以上のときに、名詞そのものに付く。
  例)pens, trains, books

ところで、Mr.childrenの歌に、[es]という歌がありますが、いい歌ですよね。
ミスチルの中で一番好きな歌です。

桜井さんも、「墓場に持って行くとしたら、この歌」と言ったとか・・・。

ぜひ一度、聞いてみてください。

長くなったので、今日はこれで終わりにします。

「補講」でもう少し詳しい部分をやりますので、興味がある方は、引き続き読んでみてください。

とりあえず今日は、「英語を読むときは、主語と述語動詞をしっかり押さえる」「動詞には、be動詞と一般動詞がある」という部分をしっかりと押さえてくれればO.K.です。

予備校や学校の長文の授業が全然分からなかったり、鬼忙しいときは、各文のSVだけでも書き込んでおくといいですよ。

<補講: SVの間にあるモノ>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑥ The house on the hill is Masaharu's. 「丘の上にある家は雅治のだ(約束の丘、だろうか?)」
⑦ The man standing over there is Takuya. 「向こうに立っている男は拓哉だ」

⑥はSがthe house, Vがis、⑦Sがthe house, Vがisです。

気づいたことはあるかな?

そう、SVの間にある、⑥on the hillと⑦standing over thereは、それぞれ、前の名詞(主語である⑥the house ⑦the man)を修飾(追加説明)してるよね。

原則として、S, Vの間に入る語句は、Sを修飾します。
例外は、一部の副詞(否定・頻度<回数>)を表すもの(大体一語)。

なぜかと言えば、英語は、日本語よりもずっと語順にうるさい言語で、語順で意味が決まってしまうと言っても過言ではない言語なんです。

その英語が、「SVで始める」というルールを崩しているのは、それなりの理由があるからなんです。
ここでは、「修飾するものとされるものは近づける」というのがその理由です。

ここで、雅治・拓哉を出したのにも理由があります。

予備校講師をしていた時、やはりイケメンの方が受けるだろう、ということで、良く「福山やキムタクのお面でもかぶって授業やろうかな?」という話を生徒の前でしていました。

そのときに、ある女子生徒が(休み時間中ですが)、「いやいや、先生。そのままの方がカッコいいですよ!」と言ってくれたんですね。

本心かどうかは分かりませんが、その生徒は、現在、私の配偶者となっております。
はい、ノロケです。すみません(*⌒∇⌒*)。

こんな話をするから、男子生徒からは「先生の彼女、頭おかしいんですか?」と言われたことがありますY(>_<、)Y。

大体の生徒は、ちょっと笑うか、私の「でも、お面にちゃんと穴開けないと、授業中、息でペコペコ言ってうるさいね」という部分に受けてくれるくらいでした。

語順の話が出たので、もう一つ。
S +Vの前に、語句が置かれることがあります。

いくつかパターンはあるんですが、数として圧倒的に多いのが、「文頭副詞」で、SVの前にあるものは全てコレ!と言ってしまってもいいくらい。

これが、長文を読むときに役立つんだ!

文頭副詞は、場面設定によく使うんだね。

例えば、
⑧ In the day ・・・・・・・・・・・・・.「昼間は・・・。」
⑨At night ・・・・・・・・・・・・・・.「夜は・・・。」

となっているときには、⑧と⑨の・・・部分は、対比になっていることが多い。対比になっているということは、長文の内容一致で狙われやすいんだよ!(この対比、ブルース・スプリングスティーンの'born to run'という曲にもあったな)。

もう一つ例で、
⑩ At first, ・・・・・・・・・・・・・.「最初は・・・。」

と出てきたら、あとで場面が変わる可能性大!

そういうところが、問題で狙われるんだ!!

いやあ、補講の方が、すっかり長くなってしまいましたね。

どこかの芸人さんではないが、最後は「タメ語」になってしまいました。
でも、その方が伝わりやすい気がするな・・・。

検討の余地あり、ですね。

それでは、今日も本当にありがとうございました。

また明日!!