おかげさまで、あい天正堂鍼灸院は2024年4月25日に10周年を迎えます。
ここまで多くの温かで優しい皆様のお陰で、鍼灸一筋で歩んで来ることが出来ました。
誠に有り難うございます。
開業当初は、看板もなく、エアコンもなく、治療室とは思えないような質素な環境でございましたが、温かな安威地域を中心とした皆様のご協力と、口コミ、ご紹介などで一歩一歩着実に歩ませて頂きました。
平成26年11月からは、治療院を全面改装することとなり、長野県の1級建築士スズケンさんの斬新な設計のもと、芦屋の近藤建設さんが親身にリニューアルして頂き、藤原鎌足ゆかりの歴史ある安威地域に馴染んだ日本一の鍼灸院が完成しました。
治療院の看板は福岡市早良区の彫りウッド和田の彫刻師和田先生が特別に寄贈して下さいました。
看板の字は敬子先生の師匠であるお父様の山口先生のものです。
平成29年に茨木市鍼灸師会の代表となると同時に、茨木市が鍼の聖地だということが判明しました。
455年前の茨木市(摂津の国)在住の茨木元行(げんぎょう)先生が残された鍼の教本とハラノ虫のイラストが突如として発見されたのです。
戦国時代のハラノ虫のイラストは、現在九州国立博物館にあります。
もし茨木市にあったら、茨木市のキャラクターは鬼ではなくハラノ虫のかわいいキャラクターになっていたことでしょう。
将来そうなってほしいと願っております。
戦国時代当時は安威城もありましたので、茨木先生は安威城に治療に来ていたものと思われます。
その城跡にあるのが安威天正堂鍼灸院だということが改めて有り難く思います。
コロナ禍においても、極端な報道や情報に左右されずに、新型コロナウイルスに対抗するべくワクチンではなく果敢に鍼灸治療で心身を整える皆様の素晴らしい人間性に出会い、支えて頂き、コロナ禍でも変わらぬ診療を継続することが出来ました。
2023年1月には枚岡神社に道場を開くことになった柔道のあすなろクラブのご厚意で接骨院を開院することになりました。
柔道整復専門学校の教授を退職して随分現場から離れておりましたが、予想外の有り難いお誘いに感謝しております。
とても骨折、脱臼に触れる機会が増えました。51歳の再チャレンジです。l
2024年52歳となり、変化するものと、変えてはならないものを見極めながら、素晴らし娘と共に挑戦の一年として努力致します。
あい天正堂鍼灸院
枚岡あすなろ接骨院
院長 松尾正己